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登録日:2012/04/18 (水) 01 34 24 更新日:2022/09/14 Wed 19 07 32NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 セシル ロングヘアー 天退星 守備隊長 幻想水滸伝 幻想水滸伝3 幻水 辛いもの好き 鈍重歩兵 トーマスさまをつれていくことは、このビュッデヒュッケ城守備隊長のセシルがゆるしません! 幻想水滸伝3に登場したトーマス編のヒロイン。 宿星は天退星。 グラスランドとゼクセンの共有地に制定されたビュッデヒュッケ城(後の本拠地)の守備隊長を亡くなった父の遺志を継いで務める、いつも明るく元気いっぱいの13歳の少女。 今日も風呂敷犬と一緒にビュッデヒュッケ城を悪人の魔の手から守っている。 その元気さ加減は劇場のコメントにて「悲劇がテーマの劇に出してはいけない」と書かれるほど。実際、彼女にマッチ売りの少女やロミオとジュリエットのジュリエットをやらせると何だか悲劇に見えなくなる。 彼女は何時も兜を被っていて兜の下の髪型は本編では分からずじまいだったが後にキャラクターデザインの方の描いた兜なしのセシルが公開され、実はロングヘアーだったことが判明した。公開前はショートカットという予想が主流だったこともあってこの髪型には色々と声があったが概ね好評だった。 ブラス城にて自分を正式なビュッデヒュッケ城の守備隊長に任命してくれた本作の天魁星のトーマスさまへの信頼はとても厚く、城主を解任されることになった彼がビュッデヒュッケ城の城主になった理由を聞いてもトーマスに失望せず、彼を連れていこうとするゼクセン騎士団の前に立ちはだかるほど彼のことを敬愛している。 また、鎧にスカートという格好は自分なりにゼクセン騎士団の制服に似せた結果だそうで、スカートの柄は頑張って騎士団の腰巻きの柄と同じ物を見つけてきたらしい。スカートの中は漫画版ではスパッツを穿いていた。 その見た目から人に役職をつけたがる変なおっさんに「鈍重歩兵」なるあんまりな役職をつけられてしまい、これには彼女も激怒した。彼女自身はクリスのような「引っ込むところは引っ込んでて出るところは出ている」プロポーションに憧れている。クリス曰く「基礎がしっかりしている」とか。 ※お風呂での会話 「わたしなんかこんな感じだし……」 「!!!」 ……何をそんなに驚いているんですか。 また、かなりの辛いもの好きで、壁新聞では甘党のトーマスに手料理を食べさせて彼を卒倒させたこともあるらしい。 4章以降、ビュッデヒュッケ城がグラスランド・ゼクセン連合の本拠地になって城の住人が増えると、彼女のファンが現れたり親衛隊ができたりと城内でも人気が高いことがわかる。 戦闘では防御力に関わるスキルが高く成長するのでパーティの盾役として大活躍する。……と言ってもその成長には大量のスキルポイントが必要になる大器晩成型なので一軍で使うのなら根気が必要になる。 また、トーマス編の序盤は彼女の存在がなければクリアがかなり難しい。 なぜなら我らがトーマスさまは幻想水滸伝界のスライム『ひいらぎこぞう』や『ふさふさ』に苦戦、蜂に刺されて即死、他の主人公には雑魚同然のイノシシが中ボスと「お前どうやって城まで来たんだ?」と問いただしたくなるほど貧弱なお方なのである。 それなのに、城主最初のお仕事がセシルと二人旅でモンスターやちぢれマイマイが襲ってくる危険なダンジョンを抜けてブラス城に行くことなので彼女に助けられたトーマスさまは数多い。 戦闘不能時には横向きに寝る。その姿はとても可愛らしいので必見である。カメラワーク次第では運が良ければ寝顔を見ることもできる。 彼女は固有紋章に「ユニコーンの紋章」という紋章を持っている。敵陣に突っ込んでぐるぐる回転して敵を攻撃する姿は何だかかわいい(ここ重要)。 もちろん、トーマスさまとの協力攻撃もある。その名も『せいいっぱい攻撃』。 その名のとおり手に持つ武器で精一杯攻撃する協力攻撃で、確率でトーマスさまの剣が地面に刺さってしまうパターンがある。一見ハズレに見えるが実はこちらの方がダメージが大きくなる当たりパターンだったりする。 また、最終決戦の時に彼女とトーマスをパーティメンバーに加えないと崩れ落ちる遺跡から脱出しようと頑張る二人の微笑ましいシーンが追加される。 シリーズ恒例の百八星のその後では今でもビュッデヒュッケ城の守備隊長として城を一生懸命守っているらしい。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ゲームもいいが、漫画版も可愛かったな。 -- 名無しさん (2014-05-20 23 40 50) トーマスのパリング、セシルのシールドスキルは育てると戦争で重宝する -- 名無しさん (2014-08-12 22 23 27) トーマスさまとの絡みが多すぎてもうお前ら結婚しちゃえよと思った。 -- 名無しさん (2014-11-01 17 58 32) 協力攻撃で美少女攻撃に該当しないのが納得いかん。ビッキーはまだしも後の2人は性格に問題ありすぎる。 -- 名無しさん (2015-04-06 21 02 14) 成長したらクリスと同じ体型になっている…多分。 -- 名無しさん (2021-01-10 19 38 50) 名前 コメント
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幻想水滸伝ティアクライス 【げんそうすいこでんてぃあくらいす】 ジャンル RPG 対応機種 ニンテンドーDS 発売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント 発売日 2008年12月18日 定価 5,500円 廉価版 コナミ・ザ・ベスト 2010年02月18日/2,800円ベストセレクション 2010年7月15日/1,886円 判定 良作 幻想水滸伝シリーズリンク 概要 ストーリー 評価点 問題点 総評 余談 概要 幻想水滸伝シリーズの「新章」。 世界観が一新され、百万世界という並行世界を舞台にした物語となった。作中で表には出ないが、設定上はこれまでのシリーズの紋章世界も百万世界に入っている。 ストーリー シトロ村の自警団の一員として活躍する主人公は、仲間達とともに東の丘の見回りに行ったとき、あるはずのない遺跡が出現していることに気がつく。だが、誰も前からあったと言って取り合ってくれない。そんな中、突如怪物が出現し、逃げ込んだ遺跡の中で一冊の書を見つける。それに触れた瞬間、108星が全滅するという奇妙な幻影を目にする。 一方、大国・ジャナム帝国と勢力を伸ばす宗教「ひとつの道の協会」は領地を奪いあい戦争を行っていた……。 評価点 主人公に台詞・ボイスがついた。本作のテーマかつ口癖の「やってみなけりゃわからねえ」を体現する熱血なキャラになっている。 シリーズ恒例の、正規加入する味方だけで108人(108星)にも及ぶ仲間たち。108星に限らず、多数の登場人物たちが誰も活き活きと描かれている。目立つ人物ばかりではないが、地味な脇役たちにもちゃんと地味なりの魅力がある。 40時間を越えるボリューム。ボイス、アニメムービーも豊富である。 声優は小清水亜美、坂本真綾、鈴村健一、藤原啓治といった人気声優から主題歌歌手・高杉さと美まで数多く取り揃えている。 高杉さと美氏が演じるとあるキャラクターはその台詞の棒読みっぷりに「(演技が)頑張っちゃった☆」と逆にネタにされている。 Elements Garden、岩田匡治らによる音楽も好評。 シナリオはVの津川氏が担当している。 IIのようなダークファンタジー色はあまりなく、戦記色も若干薄れたが、進めるにつれ幻水らしく重い展開になってくる。 + 重大なネタバレあり 特に、物語の中盤以降、衝撃的な展開が多い。例えば、他の世界から迷い込み、主人公の友人となったあるキャラは、元の世界を救ったら遊びに来ると約束したが、元の世界を救えず命を落としてしまう。 また、家族・仲間とは何か、というものを見せてくれるストーリーでもある。祖国の復興をかけて袂を分かつ姉と妹、母国の消滅と亡国の王家兄妹、娘を助けるために命を懸ける父親達。特に終盤、主人公達が実の兄のように慕っていたある人物との戦い、そしてその結末は、多くのプレイヤーの涙を誘ったことであろう。 そのような多くの悲しみを経て、黒幕へと立ち向かっていく場面は、非常に盛り上がる場面である。 「不確定だが未知の可能性を秘めた変わりゆく未来」と「決まりきって安全だが変化の可能性も存在しない停滞した未来」との対立ともいえる。主人公達は不確定な未来を主張するジャナム帝国側についてひとつの道の協会と対立するのだが、どちらの勢力も一枚岩という訳にはいかない。ジャナム帝国はひとつの道の協会と対立するにあたってファラモンを完全に取り込もうと画策したり、魔導院で非道な実験を行ったりしている側面を持つ。一方のひとつの道の協会もその本心は不慮の事故による犠牲や安息の日々の喪失を防ぐことにある。 百万世界の設定も、本作においては上手く演出・消化されている。似て異なった無数のパラレルワールドは、直接に描写されることこそないが物語上で重要な意味を持つ。 各プレイヤーごとのデータもすべて百万世界の異なる一つと見做されており、Wi-Fi通信で間接的に交流できる。物語としての舞台設定を、システム面からも活用してみせた好例。 ただし従来シリーズの紋章世界までが百万世界の一つと聞き、逆に嫌な予感を覚えたファンも一部にはいた。そしてその不安は、次回作にて証明されてしまう。 具体的に言えば、どんな世界設定でストーリーだろうと「百万世界の一つなんだから幻想水滸伝」と言い張れてしまうのである。これではドラクエだろうがポケモンだろうが幻想水滸伝だ。本作には従来シリーズに通ずる雰囲気がまだ残っており、さほど問題なかったのだが……。 本作中で描写されている『百万世界』はあくまで、「トビラと回廊によって繋がる、似て異なる多様な可能性に分岐した多層世界」である。しかし紋章世界までが含まれるとなると、「トビラや回廊があるかどうかも分からない、様相や成り立ちも根本から違っているかもしれない何でもありのパラレルワールド群」と化してしまう(*1)。 シリーズ初となる通信要素の導入。Wi-Fi通信で他のプレイヤーの世界へ仲間を派遣したり、逆に派遣されている異界の仲間を招待したりできる。仲間の派遣期間は実時間に依存して管理され、所定の期間が過ぎると元の世界に帰っていく。 オマケ要素の域は出ないが、その範囲で楽しむ分には面白い。当然ながら派遣先にも同じ人物がいるわけで、同一人物同士をパーティーに入れると専用の協力攻撃も繰り出せる。 もちろん自分が勧誘できていない仲間や、他のプレイヤーが育てた高レベルのキャラクターを迎え入れて楽しむのも一興。 異世界の仲間を迎え入れている間だけ発生する独自のクエスト(依頼)もいくつかある。また、自分の世界の仲間が異世界へ行きたいと志願してくる依頼もある。 どちらもあくまでサブイベントなので、ゲームの進行に大きな影響を与えたりはしない。……一部のやり込みプレイヤーにとってだけは頭痛の種だが。 一部の交易品が通信を利用し他プレイヤーの世界と交流しなければ手に入らなかったり、とある特定のキャラクターを派遣するクエストが(派遣した側から見て)ほぼ失敗前提としか思えない設定だといった批判点はある。が、ほとんど重箱の隅と言っていい。前者は利用しなくとも攻略上の支障にならないし、後者には失敗大前提で当然な理由がある。 問題点 前述のように主人公にセリフ、音声がついており個性もハッキリとしているため、過去作、特にナンバリングタイトルの主人公たちと比べプレイヤーの分身として見づらい。 一方、「主人公=プレイヤーの分身」といった考えから離れて一人のキャラクターとして見れば好意的に受け入れられている。 シリーズ恒例のミニゲームや風呂・目安箱、戦争イベントがない。 戦闘グラフィックが粗め。 イベント戦が多い。 終盤ではわざと戦闘に負けないと回収できない宝箱が存在している。 中盤まで移動速度が遅い。 これを解決するためにはとあるアイテムを入手して装備するか、とあるキャラを仲間にしなければならない。中盤以降のダンジョンは広いので速度が遅いとかなりストレスが溜まる。またアイテムは当然ながら、パーティーキャラのうち一人のアクセサリ枠を占有する。 おまけに速度をフォローするアイテム自体が、長くて複雑な構造をしたダンジョンの深くて分かりにくい場所にある。それも一度は本編のイベントをクリアした後、もう一度戻ってきて探索しなおさなくては見つからない。ここにあると知っていなければ、自力で見つけることはかなり困難だろう。ぶっちゃけ知っていてすら面倒臭いのだが。 ちなみにそのダンジョン、最初の来訪時は構造だけでなくイベント上の負担も重なって本当にストレスがたまる。大半のプレイヤーはあまりの面倒臭さに、二度と来たくないと感じただろう場所。おまけに再訪すると浅い階層で仲間が加わるイベントも発生するため、奥を調べ直すことにまで気の回ったプレイヤーはなおのこと少ないだろう。 戦闘メンバーが少ない。従来の6人ではなく、メイン4人+サポートメンバー1人になった。 また、そのうち主人公は絶対に戦闘メンバーから外すことはできないのでやや窮屈に感じる。(*2) 隊列と射程の概念が設定されている割に、イベントで強制加入して来るキャラの配置がいい加減。空いている場所へ適当に入るため、前列にいないと攻撃できない前衛タイプが後列に置かれ無力化していたり、ひ弱な子どもや魔法使いが前列に立っていたりする。その上しばしば、加わってすぐその出鱈目な隊列のまま強制戦闘へ突入する。そして戦闘中に隊列は変更できない。 セーブポイントが少なく、中断セーブ機能もない。 星の印(キャラごとのスキルに相当する要素)が、あらかじめ専用のクリスタルで設定し装備させておかないと使えない。ストーリーの進展に応じ星の印は増えていくのだが、増えた印の能力をその度に確認し、いちいち設定し直す必要がある。自動的に割り振ってくれるような親切機能は一切なく、おまけに正規加入前の一時参戦中や加入直後のデフォルトは「すべて未装備」。 強いて言うなら「ストーリーの経過によって一括でしか増減しない(個人のレベルアップ等は無関係)」、「一か所で全員分、パーティーにいない面子も含めて変更できる」と言った配慮はされている。 魔法も技も特性もみんな印の効果扱いでくくられており、印を装備していないキャラは足手まといになりがち。また明らかに個人的な技能として描写されている能力も、システム上は星の印として扱われるため正規加入後に装備してやるまで使えない。 魔法兵団の隊長が正規加入するまでは魔法を使えない(この状態で繰り返し強制加入してくる。さほど足手まといにならない能力ではあるが…。)、魔法戦士タイプの種族の勇者が強制加入中は完全に足手まとい、敵だったときに使ってきた技が味方になったら外れているなど、しばしば不自然でかつプレイヤー側にだけ不利な光景が発生している。 こと面倒なのが、印の増えた中盤以降に加入してくる仲間たち。多数のスキルを設定してやらなければならないため、新たな仲間を試す意欲が削がれてしまう。 総評 総合して「インターフェースやゲームバランスには欠点が多いものの、昨今では珍しい丁寧にシナリオを作り込む姿勢が評価された」と言ったところ。 そのため、ある程度ゲーム性に関して妥協できるプレイヤーでなければ楽しめないかもしれない。 同一の世界観を元にした次回作が発表され、一時は期待が寄せられていたが… 余談 しばしば『ティアクライシス』と誤記されるが、本作は『ティアクライス』である。 本作ではBADエンディングが存在する。とある選択肢を選ぶとそのEDを迎えるのだがあまりにも衝撃的な展開でプレイヤー間で話題となった。
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登録日:2023/02/21 Tue 17 42 23 更新日:2024/05/31 Fri 02 07 13NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 RPG クロン寺 ネクロード ロリマー地方 地方 幻想水滸伝 戦士の村 ロリマー地方はコナミのRPG幻想水滸伝に登場した地方である。 概要 赤月帝国(現・トラン共和国)の南西部にあり、ロリマーの城塞、戦士の村、ネクロードの城、クロン寺といったスポットがある。 テオとの一騎討ちに勝利した坊ちゃんは、レパントやマッシュの進言でロリマーの城塞を攻めることに。 しかし、いざ城塞に辿り着くと物音一つしない。 これはどういうことかとカスミが内部に侵入し、調査したところ、中身はもぬけの殻であった。 カスミが中から扉を開いたので早速坊ちゃんは中に入る。 そこは確かに報告通りもぬけの殻であり、しかも墓地の周りは色々と掘り返した後がいくつもあった。 これは何か訳があるに違いないという事で坊ちゃんはビクトール、クレオ、後はプレイヤーの任意で選んだ三人と共に城塞を後にし、ロリマー地方へと赴くのであった…。 主なスポット ◆ロリマーの城塞 ロリマー地方への出入り口、所謂関所に当たる場所。 多くの戦士達が埋葬されている墓地でもあるが、坊ちゃん達が来たときはもぬけの殻であり、またあちこち掘り返された跡があった。 それもその筈、この先に待ち受けるボスキャラクターの吸血鬼ネクロードが妖術で死んだ戦士達を生き返らせていたからである。 【仲間キャラ】 キルケ ロリマーの首切り役人。 大鎌で罪人の首を斬り落とすのが主な仕事だったが、戦争の影響で最近は商売上がったりだった。 「俺は罪人の首を斬り落とす事しかできねえ」と自嘲しつつも、坊ちゃんの誘いに乗り「俺もたまには日の当たる場所を歩きたいから」と解放軍に入る。 処刑役人という仕事のせいか、パラメータ的には「運」が全キャラ中でも屈指の低さ。 物語終了後は愛用の鎌をローレライに渡し(*1)、農夫となった。本拠地では農夫のブラックマンと一緒にいたあたり、意気投合したのかも知れない。 戦争イベントの時は元帝国騎士のクロイツ、後述のモーガンと三人で歩兵チーム『ワイルドギース』(*2)になる。 他の二人同様、戦死する可能性のあるキャラである。 「俺が死んでりゃ世話ねえぜ」 ◆戦士の村 フリックの生まれ故郷でもある戦士達の村。フリックは5年前に旅立ったきり帰っていなかった様子。 太陽暦20年頃、聖戦士クリフトによって開拓され、帝国と同等かそれ以上の歴史を持っている。 この村で生まれた男性は一人前の戦士になるため、幼少時代から剣術の鍛錬に励んでおり、ある程度の年齢に達すると『成人の儀式』と呼ばれる修行の旅に出発し、そこで修行の成果を見せることとなる。 また、愛用の剣に大切な物の名前をつける事が風習とされ、劇中ではフリックは剣にオデッサ、ヒックスはテンガアールと名前を付けていた。 【仲間キャラ】 ヒックス 一人前の戦士になるための修行に明け暮れる少年剣士。 やや気弱な面があり、テンガアールからも半ば呆れられていたが、星辰剣を入手した坊ちゃん一行がネクロードの城に突入する際、男気を見せる。 坊ちゃん達と共にネクロードを倒し、無事にテンガアールを救出すると村長から戦士として認められ、物語終了後は更に強くなるための旅に出る。テンガアールもついていく形で 戦闘力はそこそこといったところだが、キルケとは逆に「運」がとても高くクリティカルを連発する。テンガアールを射止めたのがラッキー要素だろうか 本拠地では同郷のフリック、テンガアールと一緒の部屋で寛いでいる。 続編『2』に登場した時は二十歳になっており、なんと、グリンヒルの学院潜入イベントで学生役として参加させることが可能となっている! 体格や顔つき等から学生として十分いけると判断されたのだろうか? なお、彼よりも2歳年下であるキニスンは、何故か参加させることができない。 キニスン「解せぬ」 戦争イベントの時はフリック、テンガアールと三人で歩兵チーム『戦士の村の子ら』またの名を『テンガアール逆ハーレムチーム』。なお戦士の村という響きの割にはそんなに強くない。 三人揃って絶対に戦死しないキャラクターである。 テンガアール ヒックスの幼馴染みの赤毛のボクっ娘。テキストのミスで時々「わたし」になるが ヒックスを尻に敷いており、彼の気弱な面には半ば呆れつつも内心ではそれなりに気にかけている節がある。 ネクロードに拐われ、危うく結婚させられそうになるも、ネクロードは坊ちゃん達に倒される。 そしてヒックスの男気に惚れ直し、物語の後は「自分がついていなきゃ」と、彼の旅に同行する。 戦士の村の生まれだが、彼女はどちらかと言えば魔法タイプ。ヒックスとは合体技「戦士の村攻撃」を持つので、一緒にパーティーに入れてあげよう。 戦争イベントの時はフリック、ヒックスと三人で『戦士の村の子ら』、またの名をry。 絶対に戦死しない。 仮に戦死なんてさせたら、全国のボクっ娘萌えな方々から苦情の嵐間違い無いだろう マルコ コイン当てのギャンブルで生計を立てて逞しく生きるみなし児。 ゲーム序盤のロックランドではお世話になったプレイヤーもはず。 5000ポッチ以上勝つと仲間に加わるが、賭けた金額が大きければ大きいほどカップの速度が速くなる。 自信がない場合は、多少時間が掛かっても良いなら確実に勝てる100ポッチ賭けで50回勝負しよう。手っ取り早くやりたいなら近くでセーブしてから10000ポッチ勝負を挑もう。正解がわからなくても1/3で当たる。 どうせ資金に関してはガスパー銀行で何とかなるからセーブ無しでもいいけど 本拠地でも話しかければいつでもコイン当てゲームをさせてくれる。 戦争イベントの時ははぐれエルフのルビィ、遊び人ジョルジュと三人で『弓の使い手』。 その名の通りの弓兵チームだが、ちゃんと弓使うのはルビィだけで後はミニゲーム担当者二人というよくわからんチームである。またチーム名に反して戦力は弓兵チーム中最弱。もしかして:余り者 ルビィは戦死する可能性のあるキャラクターだが、マルコはジョルジュ同様、絶対に戦死はしない。 ルビィ「解せぬ」 ウィンドウ 飾り窓職人を夢見る、赤い蝶ネクタイにシルクハットがダンディーな眼鏡の青年。 某ふしぎの海に出てくる彼にクリソツ。 「窓の封印球」を渡すと仲間になる。 本拠地での主な仕事はメッセージウィンドウの変更。装飾の腕を見込まれたのか、ナルシー組(*3)の側で控えている。 物語終了後は魔法使いの島で飾り窓の工事を任される。 戦争イベントの時は音楽家メロディー、宮廷詩人カシオスと三人で魔法チーム『音楽隊』(*4)、またの名を『メロディー逆ハーレムチーム』。(*5) 三人とも非戦闘員なので魔法チーム中最弱。ところでウィンドウに音楽要素って……? 三人揃って絶対に戦死しないキャラクターである。変なメッセージウインドウにしたところで彼に戦死されたら大惨事である ムース 鍛冶屋五人組のうちの一人。 パーティーに兄弟弟子マース、ミース、モースが全員いる状態で話しかけると仲間に入る。 ムースは台詞でモースについては言及するが、他二人については名前を出さないため加入条件が微妙にわかりにくい。 またストーリーを進めてヒックスが強制加入すると任意メンバーが2人までしか入れられなくなるため、しばらくの間はムースを仲間にできなくなってしまうことにも注意。 仲間にしなくても鍛冶屋としての仕事はしてくれるが、彼を加入させないと師匠のメースが仲間になってくれないので必ず仲間にしよう。 また兄弟弟子たちと一緒に(*6)パーティーに入れると合体技「鍛冶屋攻撃」が使える。 本拠地ではもちろん師弟揃って鍛冶工房に集まっている。 戦争イベントの時はマース、ミースと三人で歩兵チーム『くろがね』。 鍛冶屋五人組は絶対に戦死しない。 ◆クロン寺 由緒正しきお寺。 ネクロードを倒すための星辰剣が眠る洞窟が裏庭にある。 最終的には住人が全員仲間になるため無人になってしまう 【仲間キャラ】 フッケン クロン寺の住職。 坊っちゃんたちの身に宿る108星の宿命を教えてくれる。 星辰剣を取りに来た坊ちゃん達を洞窟へと案内する。 『破魔の紋章』(*7)が固定紋章。攻撃技と回復技がバランス良く揃った万能紋章である。 また坊っちゃんの師匠カイ、薬師リュウカンと一緒にパーティーに入れると合体技「ヒカリ攻撃」が使える。うおっ、まぶしっ 本拠地では「約束の石板」の管理を行う。なお本来その役目を負っていたはずのルックは、フッケンが加入した途端にサボり始める。おいこら。 物語終了後はクロン寺に戻る。 次回作『2』に登場したガンテツは破門した弟子。 戦争イベントの時は上記のカイ、リュウカンと三人で歩兵チーム『老戦士』。意外なことにかなり強いチーム。 三人揃って絶対に戦死しないキャラクターである。 ゼン 庭師のおじさん。 赤、青、黄色の各花の種を渡すと仲間になる。 本拠地ではその腕前をナルシー組に見初められたようで、彼等の近くに見事な大輪の薔薇を咲かせている。 物語終了後もそのままトラン湖の城で庭師をやっており、いつでも花でいっぱいだと言う。 戦争イベントの時は農夫ブラックマン、画家イワノフと三人で歩兵チーム『おじさん』。そのまんまである イワノフは絶対に死なないが、彼はブラックマン同様、戦死する可能性のあるキャラクターである。 「誰か…花畑を…」 ユーゴ クロン寺の図書館を預かるちょび髭眼鏡の青年。こう見えてまだ18歳。 洞窟内で「戦国絵巻」を入手し、渡すと仲間になる。 本拠地での主な仕事は図書館司書。 「古い本」を渡すと本棚に追加してくれる。色々と貴重な情報が載っているので読んでおこう。 物語終了後はトラン共和国初の裁判官となる。司書から裁判官って職種が違い過ぎるような……。 戦争イベントの時は発明家セルゲイ、地図職人テンプルトンと三人で弓兵チーム『技術者たち』(*8)。どう見ても戦えるメンバーではないが(*9)、何故か先述した「弓の使い手」よりは強い。 三人揃って絶対に戦死しないキャラクターである。 テンプルトンは次回作『2』で戦死するキャラクターの一人になっちゃいました; モーガン 盲目の格闘家。甘いマスクとムキムキボディが魅力的なイケメンマッチョ。 かつてはファレナ女王国で闘技奴隷をやっていたが、新しい掟が制定される前に「強すぎるから」という理由で対戦相手へのハンデとして両眼を潰されてしまう(目元の傷跡がその名残)。 しかし、それでもまだ強すぎたため、「これは良い値で売れる」と判断され、そのまま売り飛ばされる形で赤月帝国へとやってきた。 そんな過去を持っているため、自分を拾ってくれたフッケンに恩義を感じている。 本拠地では屋外に、格闘家仲間のエイケイと佇んでいる。二人で組手でもするんだろうか。 物語終了後はクロン寺にて修行を再開する。 時系列的には前のお話に当たる『5』に登場するシュンは彼の先輩である。 ちなみに闘技奴隷にはその証である白い刺青が体の何処かに彫られるので、モーガンの体にもその刺青がある可能性がある。 戦闘要員としては、本作の格闘家の傾向に倣ってHPと攻撃力重視。同じ格闘家のパーン、エイケイと一緒にいると合体技「格闘家攻撃」が使える。 戦争イベントの時はクロイツ、前述のキルケと三人で『ワイルドギース』。 三人揃って戦死する可能性のあるキャラクターである。 「修行が足りなかったようだ…」 クロウリー 星辰剣のある洞窟の隠し部屋に住んでいる魔法使いの老人。 城レベル4以上で仲間になる。 その身には100の紋章が宿っているのだと言う…。戦闘中は1個しか紋章使えないじゃん、は禁句 本拠地でも自然の洞窟そのままを利用した地階で待機しており、単純に洞窟が好きなのかも知れない。 物語終了後は世事を嫌い、再び洞窟に戻る。 次回作『2』に登場するメイザースは彼のライバルである。 戦闘要員としては典型的な魔法タイプだが、初期レベルが非常に高いためHPもそこそこある。 戦争イベントの時は同じ魔道士のルック、ロッテと三人で魔法チーム『紋章の申し子』。なお彼が加入するとルックがこれまたサボりモードに突入する。(*10) 三人揃って戦死する可能性のあるキャラクターである。 「ああ、悔いのない人生だったよ…」 ◆ネクロードの城 ネクロードの居城。 作中ではネクロードはテンガアールを拐い、我が妻にしようとしていた。どう見てもロリコン 最終的にはビクトールの星辰剣に斬られ、倒されたが、なんと『2』でしぶとく蘇っていた! 城内では闇のマントやウィングブーツといった装備品を入手できる。 入手したら必ず坊ちゃんに装備させよう! 木→少女→のら仕事→夜の王の順で道が開く。 【仲間キャラ】 ペシュメルガ 正体不明の黒ずくめの騎士。 ネクロードを倒した後、城レベルが4以上の時に再び入り、最上階へ行くと仲間になる。 黒騎士ユーバーに瓜二つ(*11)であり、ユーバーを追っている。 「向こうが帝国軍にいるならこっちは解放軍だ」 本拠地では屋上でユーバーとの決着に思いを馳せている。 攻撃力・防御力の高い典型的な戦士タイプ。キルケと同様に「運」が低い。 戦争イベントの時はクライブ、メースと三人で『武器のエキスパート』。ペシュメルガは剣士、クライブは銃の使い手、そしてメースは鍛冶屋大師匠というそれぞれ別の形でのエキスパートである。 クライブがいると弓兵チームになるが、彼が不在の場合はペシュメルガが主将の歩兵チームに変化する。 メースは絶対に死なないが、彼はクライブ同様、戦死する可能性のあるキャラクターである。 「さらばだ!!」 まあ彼は人外の存在なので戦死してもあっさりと復活しそうではあるが 追記・修正は成人の儀式を終え、戦士として認められてから。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 攻略本なしだと仲間にするのが難しいキャラもちらほら…。 -- 名無しさん (2023-02-23 02 27 14) 名前 コメント
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「判定不一致修正依頼」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 幻想水滸伝IV 【げんそうすいこでんふぉー】 ジャンル RPG 対応機種 プレイステーション2 メディア DVD-ROM 1枚 発売元 コナミ 開発元 コナミコンピュータエンタテインメント東京 発売日 2004年8月19日 定価(税抜) 通常版/初回生産版 6,980円限定版 9,480円 プレイ人数 1人 レーティング CERO 全年齢対象(*1) 廉価版(税抜) PlayStation 2 the Best 2005年7月7日/2,800円 判定 なし ポイント 2004年クソゲーオブザイヤー次点 操作性の悪さに苦労させられる海上移動印象に残らない薄いシナリオ大根ボイス・大根モーション完成度の低いキャラ入替 紋章片システムそれでもシリーズ作品らしい作品ではある クソゲーオブザイヤー関連作品一覧 幻想水滸伝シリーズ 概要 問題点 シリーズ作品としての問題点 『Ⅲ』と比較しての問題点 単体作品としての問題点 賛否両論点 評価点 総評 その後の展開 108人の待つ海へ。それは、冒険か。出会いか。 概要 1995年12月15日にプレイステーションで第1作目が発売された『幻想水滸伝』シリーズの第4作。 シリーズ初のボイス付きで、『III』までの伝統だったコンバート要素を撤廃したが、クリア済みのセーブデータを継承して最初からプレイする周回制を用いた作品でもある。 プロデューサーは第1作目でキャラクターデザインを担当していた河野純子(*2)。 問題点 シリーズ作品としての問題点 仲間キャラの扱いが杜撰で、せっかくシリーズの売りである100人以上の仲間がいるのに、ほとんどのキャラがいる必要があるのか疑問に思ってしまう者ばかり。これまでの作品にも、多かれ少なかれ、ストーリーに絡むor自動的に仲間になるにしては出番が極めて少ない、性能が微妙で使い物にならないなど、存在意義の小さい仲間キャラはいたが、本作の場合はそれが今までに比べるとかなり多い。 ストーリーに深く関わるキャラクターとダンジョン探索の機会が減り、キャラクターの水増し感とゲーム的なボリューム不足感が増している。 ストーリー上、特に目立つような活躍や印象に残るような言動をするようなキャラクターも、ほとんどいない。そのためか、「クリア後に振り返ってみても、ほとんどのキャラクターの顔と名前を覚えていない。」という意見も少なからずあった。 また、ストーリーに深く関わるキャラクターが少ないせいか、無関係な者同士が多く、協力攻撃も人間関係でよりもむしろ同じ得物を持つ者同士のそれが多く、味気ない。 戦闘メンバーが従来の6人から4人に減ったこととダンジョン探索の機会が減ったこととが相まって、連れていくキャラクターも相対的に減ってしまう。 ダンジョン探索の多い1、重要局面で6×3のパーティーを組むことになる2、基本的に6(サポートキャラクターを含めると7)×3~4のパーティーで行動する3と比較すると、やはり少ない。 サポートキャラクターを連れていけば5人連れていけることになるが、それでもシリーズで最もパーティー人数が少ないことに変わりはない。 また同時に戦える仲間も従来に比べて4人戦闘と減って戦術性が減っているなど、従来ファンからも不満が出ていた。 以下、システム面・ストーリー面などで扱いが不遇なキャラの具体例。 『II』以降は1人を除く全員が宿星外だった5人組枠だが、本作では5人全員が宿星に返り咲いた。『I』のように、5人全員が何らかの機能(*3)を持っていればよいのだが、本作の場合、1人を除く全員が実質的に無機能である。ストーリーにかかわるのも、機能を持つその1人のみ。 前触れはボイスもセリフテキストもないムービーだけという状態で仲間になるキャラクターが、3人もいる。このようなあまりにもあっさりとした形で仲間になるので、仲間一覧に彼らの名前を見つけたとき、「誰!?」と思ったプレイヤーは多かった。おまけに、仲間になってからも、イベントなどで登場するのは1人だけで、それもその登場シーンは見張り番として何かを発見したときのみ。あともう一人は『Rhapsodia』で重要な鍵を握る人物として登場するが、それは、本作で同じような出番を与えるべきだったのではないか、という批判につながる。 下記に示すスタッフの優遇や、数々の苦労を乗り越え終盤では精神的な成長を見せることなど、本作の「もう一人の主人公」というべきキャラクターがいる。しかし、彼のこともやはり描写不足。 途中から敵側にまわり、何度か主人公と直接対峙するが、最後まで憎まれ口をたたいたかと思いきや、彼関連の最後のイベントでいつの間にか精神的に立派になった姿を見せる。彼視点での話もほとんどないため、徐々に落ちぶれていくがその過程における彼の苦労や苦悩の描写がないのもあって、かなり唐突な印象を受ける。 選択肢次第では彼と二度と会わないこともあり、そのことも含めて、彼関連の最後のイベントに行きつくまでの手段(この手段というのが彼とは関係ないのがほとんど)がかなり困難で、プレイヤーによっては彼に憎まれ口をたたかれ続けたまま彼と永遠に別れてしまうことになる。 2や3のデザインが好きだったユーザーからキャラデザインが古臭いと不評。 1と4は河野純子、2と3は石川史が担当。5は複数のデザイナーを起用。 時系列上では4→5→1→2→3ともっとも古い(*4)時代なので、あえて古さを感じるデザインにしているという事も考えられる。上記のとおり、1の担当者と同じ人物が担当しているが、その1と比べても地味な印象を受ける。もっとも、1では締め切りがかなり厳しかったのもあり、絵そのものの質自体は本作のほうが断然上だが。 パッケージイラストやイメージイラストなどのクオリティは決して低くはない。但しキャラの立ち絵を見ると、服装のデザインが野暮ったいのは否めない所。 特に3と比べると、細部や小物の書き込みという点では明らかに単純過ぎるデザインとなっている。「南国風の島国」が舞台であるので、ある程度ラフな衣装にしたのだろうか。 あくまでもこれまでの作品と比べての話であり、単体で見て、極端にダサいとか、極端に画力が低いとか、無個性だとか、世界観にあわないとか、そういうことはない。むしろ、デザインも絵も質は高い方であり、作家の良さを引き出した個性的なもので、戦記物の雰囲気や世界観にもあっている。 戦闘の演出が地味。 従来までの作品では紋章発動時のエフェクトや攻撃方法も評価されており、かなり派手なムービーとなっていた。しかし今作では容量の削減なのか、かなりしょぼくなっている。特に雷の紋章と火の紋章が顕著である。どちらもLv3の魔法まではエフェクトがあまり変わらず、Lv4魔法からようやくエフェクトが派手になるという有様。しかもそのLv4以降の魔法の派手さも過去作に比べると劣っている始末。 火の紋章は、Lv3までは「着火した火の勢いが強いかどうか」程度の違いでしかない。雷の紋章に至っては「雷が落ちた」「ちょっと強い雷が落ちた」「それなりに強い雷が落ちた」程度の違い。流石にこれは…。 その分Lv4とLv5の魔法は(あくまでもこのゲーム内では)派手ではあるのだが…。 一部には「スムーズに戦闘が運べるのでこれでいい」という声もあったが、やはり批判が大きかったのか続編の「幻想水滸伝5」では紋章の派手さが復活している。そもそも、本作発売当時はおろか少し前の作品でも、魔法のエフェクトのテンポの良さと派手さを両立させた作品はあったわけで、戦闘をスムーズにするためにエフェクトを地味にしたわけではないであろうと思われる。それに、下記のいろいろな要素のおかげで、全体的なテンポは悪くなっているので…。 従来まではバッドステータス時には瀕死時のポーズが充てられていたのだが、本作では通常時のポーズのまま。バッドステータスを表すアイコンやエフェクトがつくのでプレイには支障がないが、毒状態などのときに普通に元気そうなのは違和感がある。 中でも問題なのは眠り状態のときで、通常時のポーズがそのままピタッと静止した状態になり、その様は非常にシュール。敵側がこのような状態なのは今でもよくあるが、味方側がこうなるのは本作発売当時よりずっと昔からですらあまりなく、かなり見劣りする。 そもそも、従来通り瀕死時のポーズを充てていれば、容量的にも予算的にも手間的にもなんの問題もなかったのではないだろうか。 本拠地は、不便だとか使いにくいとかいうことはないが、従来に比べると無駄が多い。 アクセサリ制作担当者が5人。5人でそれぞれ役割が違うということはない。 「まんじゅう屋」が2人。2人でそれぞれ役割が(ry ただし、これはどちらか片方をパーティに入れたいときに便利ではある。 一部の回復アイテムを売る施設があるが、道具屋で事足りる。しかも、道具屋は全ての市販の回復アイテムの他、それ以外のアイテムを売っているので、なおさらこの施設が不要になる。道具屋よりも本拠地の入り口近くにいて便利、ということもない。 「真の紋章」と108星が、従来まではまったく関係のない独立した存在として描かれていたにもかかわらず、今作では無理矢理結び付けられている。 このことも、ストーリーの描写の薄さにつながっている。下記にて詳述。 108星を集めると「真の紋章」使用時のペナルティ解除・ベストエンディング、と従来までとほぼ同じ流れだが、従来までは、あくまでもゲーム的な側面からであって、ストーリー面での真の紋章と108星の関係性は表面的にも伏線的にも全くなかった。 『Ⅲ』と比較しての問題点 サポートキャラクターシステムが、明らかに前作である3より劣化。 3では非戦闘員ほぼ全員がサポートキャラクターだったのに対し、本作では20人足らず。このこともまた、キャラクターの水増し感を増やしてしまっている。 3ではサポートスキルの所持は1~3個だったのに対し、本作では1つだけ。おかげで、まったく同じサポートスキルを持った者が何人もいて、しかもその性能差は明らかな数字による能力差のみ。サポートキャラクターの個性がほとんどない。 3では11種類もあったサポートスキルが本作では5種類のみ。システムの変更により削除されるべくして削除されたスキルもあるので一概には比較できないが、削除しなくてもいいようなスキルまで削除されていたり、次作なのだから新しい種類のスキルの追加があってもいいのにそれがなかったりするなど、明らかな劣化は否めない。 3で問題だったキャラクター間のバランスも、これだけシンプルにしたにもかかわらず改善されていない。 ヒーリングスキル保持者は7人。そのうち、同じ能力値の者は4人。仲間になる順番は「同率3位A→同率3位B→1位→同率3位C→2位・同率3位D・4位」という具合。サポートキャラクターとして、誰がお払い箱になるか、最初からいらない子扱いされるか、これらの記述をみれば一目瞭然であろう。一応、最終盤でパーティーを2つ編成できるので、片方のパーティーに2位のキャラを連れていく人も少なくなかったが。 コックスキル保持者は3人。能力値は3人ともまったく同じである。 このほかにも明らかに能力の劣るキャラクターのほうが加入時期が遅かったり加入条件が厳しかったりするなど、少し工夫をすればどうにかなったような問題が散見される。 3ではサポートキャラクターの能力値がステータス画面で表示されていたが、本作ではその表示がない。キャラクターの特徴や戦闘などによる体感などで区別することはできるが。 一部分で、ユーザーインターフェースが前作よりも劣化。あえてこの項目に書いたが、同時期や少し前の他作品と比較しても、不親切なぐらい。 回復アイテムの説明が解り辛い。一部のアイテムで「少し回復」、「たくさん回復」などの抽象的な表現がなされている。 回復HPの量ははどのアイテムも一定の数字なので何回か使えば回復量がわかるため、実はさほど問題でもなかったりする。だが、逆に言えば、ある程度幅のある数字からランダムで回復量が決まるという仕組みならともかく、回復量の数字が一定ならなぜはっきりと説明しないのかという疑問が残るのだが。 前作では本拠地で装備品や紋章の付け替えが全員纏めて出来たのに本作ではパーティに入れてから付け替えに退化させている。 防具を購入する際、すぐに装備することができなくなった。 戦闘時、敵を選択するとき以外に敵の名前が表示されたコマンドが現れない。細かいようだが、これが実は地味に不便だったりする。敵の名称が覚えにくい上に、先の行動の見通しが立てにくい。また、味方を選択するとき以外は味方の名前が表示されない。代わりに、味方のステータス画面には、キャラクターの顔グラフィックが表示されるが、この顔グラフィックがやたらと大きく、全体的な画面を圧迫する要因にもなっている。顔グラフィックを小さくして名前も表示するか、いっそのこと名前表示のみのほうがよかったのかもしれない。 単体作品としての問題点 ストーリーの描写が薄いため、あっという間に終わってしまうように感じられるほどにストーリーが短い。 その描写の薄さにともない、敵側の圧倒的な武力・権力・経済力などの表現も甘く、味方側を不利な状況に陥れているようにみえても実は結構ギリギリの状態でそれを成し遂げていたりして、戦記物にも拘らず、味方側の戦術戦略の類もそれにあわせて素人の想像だけで描いた代物レベルのお粗末さ。 本シリーズはドラマ性の高い重厚な戦記物ストーリーが好評を博してきたので、シリーズファンの間で上記のような批判がなされることが多いが、シリーズ作品として以上に、単体の作品としても到底出来がいいとは言えないシナリオで、シリーズ従来作品プレイ済みか未プレイかにかかわらず、ほとんどのユーザーに短く感じられるほどに人物描写と台詞が薄く、不快感を与えるようなものすらある。このあまりのストーリーの短さが、本作で最も批判されている点である。 あまりにストーリーが短いゆえに、「『登場人物たちはこいつをラスボスと思って戦っているが、こいつを倒した後に真の黒幕の存在が明らかになるor新たな勢力が現れるなどして、そいつと戦うことになる』というゲームにありがちな展開が開かれるかと思いきや、まさかのラスボスからのエンディングだった」という趣旨のことを大勢に言われる始末。この一例でも、シリーズとは関係のない他作品と比較してもストーリーが短いということが、わかるであろう。 攻略書籍のインタビューで「幻水4はライトユーザー向けに作った」と発言しているが、「対象ユーザー層以前に根本的な問題が蔓延しているための手抜きを正当化しようとしているのでは?」という邪推までされている。 以下、ストーリーの描写の薄さを表すエピソードの一例。 まず、主人公が軍のリーダーになった経緯が、「放浪しているところに、たまたまある王国の王と知り合い、王に気に入られてそのまま軍のリーダーになった」という単純なもの。王が主人公を気に入った理由が私情めいていて、主人公が特に目立つ活躍を見せた訳でも王の信頼を買う功績を上げた素振りも一切なく、王と主人公の間にある関係があるのではないかと思わせる描写があったり、その描写でうかがえる二人の関係がただの憶測で事実ではないと仮定しても、主人公が宿す真の紋章の一つ「罰の紋章」と関連させて主人公と自分の身内を重ねるような発言を王自身がしたりする。王がリーダーにならなかったのは、作中でも明言された明確な理由(*5)があったからいいとして、主人公よりもリーダーに相応しい候補が多数いるにも拘わらず、なぜ主人公が彼らを差し置いて選ばれたのかがわからない。本来なら反発者の一人や二人いてもおかしくない状況だが、リーダーとなった後の主人公に反発する者もおらず、リーダーになったら、下記にあるようにとんとん拍子にことが進むだけである。ちなみに、「主人公がリーダーになった理由が、前任者の勝手な独断のみ」という批判をされた「1」においては、リーダーとなった主人公に反発する者もいて、その軋轢と認められるまでの苦労も描かれていた。 後半からは、シリーズお約束通り、主人公軍が各自治体と同盟を結ぶために動き回るのだが、あまりにもすんなりとことがうまく運んでしまう。首長から事実上の門前払いを喰らい、最後まで正式に同盟を結べなかったのに、軍師を含む主人公軍の人間たちはそれで良しと話を済ませてしまったり、主人公側が、同盟締結を渋っていた首長を熱心に説得したわけでも、首長の信頼を得る何かを成し遂げたわけでもないのに、翌日になるとなぜか首長が心変わりしたりする。多少苦労する自治体でも、敵側が勝手に残虐行為を働き勝手に首長の心に不信感を植え付けるというある種の自滅行為を働いてくれたおかげで、その後の話はすんなりと終わったり、大部分の民衆はすでに主人公側の味方だったり、「印象に残る衝撃的なシーン」といわれればそれまでだが、1人の人間が犠牲になることであっという間に奇襲軍を蹴散らしたりする。 各自治体と同盟を結んでしまった後は、特に敵側から何か動きを見せるわけでもなく、そのまま最終戦争に入って、そのままラストダンジョンへ……という、あっさりした流れである。 そのほか、描写の薄さを表すものとして、「真の紋章」のことが挙げられる。繰り返しになるが、無理に108星と結び付けているために、重要な箇所において矛盾が生じてしまっている。その矛盾を穴埋めするための描写もなく、真の紋章と108星の関係性を説明するような描写もない。 全体的に、テンポが悪め。 フィールドとも言える海が広い割に街が少ない。ストーリー上行く必要のない、やりこみ要素である街やダンジョン、停泊所を含めても、ほんのわずかで、プレイの大半は、無駄にだだっ広い海の上を航海することになる。 人間はともかく、船の操作性が悪く、動きがかなりもっさりしている。ある人物を仲間にすれば、多少動きが速くなるが、それでももっさりした動きである。船が動き出す際には、のっそりと動き出す。リアリティのある挙動ではあるが、テンポ悪化の理由の一つ。入港するには、船の頭部分を港の入り口にぴったりとあわせなければならず、これが慣れないうちは非常に困難。慣れた後でも、いちいち面倒な操作を行わなければならないことには変わりはない。操作方法も、単純に十字キーやスティックを動かせばいいというものではなく、海図を出して向かいたい方角にカーソルをあわせる……という、ひと手間かかる作業が必要。 島や岩礁に近づくと弾かれるように向きが変わってしまい、これが上記の通り入港のし辛さに繋がってしまっている テンポ自体とは関係ないが、これらの船の操作方法は、チュートリアルでも説明書でも明かされず、プレイはじめは船の操作に時間を費やしたプレイヤーが多かった。 エンカウント率が高め。海の上では特にそれが顕著。上述の船の操作性の悪さも相まって、テンポの悪さに拍車をかけている。 エンカウントした際に、画面が水面のように揺れてから戦闘画面に入る。この演出自体は良いのだが、エンカウント率が高めなのにこのような演出を入れると、テンポをますます悪くしているようで、イライラ感が増す。 協力技シーンがいちいち長く、カット機能もないため、戦闘のテンポが悪くなってしまっている。 幻想水滸伝シリーズで始めて声優を起用した作品だが、全体的に演技評価が低い。重要人物のレックナートが特に不評。 その声優陣の中に人気・ベテラン声優が起用されていることをどれくらいのユーザーが知っているだろうか。 しかもDVDを採用しているのにボイス量は中途半端。 主人公専用の罰の紋章はストーリー中でも活躍し設定的にも重いのだが、いざ戦闘で使うと性能が歴代主役専用紋章と比べ見劣りする。 歴代主役専用紋章(真の紋章orそれが二つに分かれた片方)はおろか、本作中に出てくる市販の眷属と遜色ないか、レアものの眷属よりもしょぼいくらい。 使用ペナルティがあるのは演出として評価できるのだが、効果自体が眷属の紋章と遜色ないぐらいでその上使用ペナルティがあるため、当然性能が眷属の紋章よりしょぼいといっても過言ではないぐらいになってしまう。 ペナルティも、上記の効果に比例してしょっぱいものになっている。「効果が莫大なものでペナルティもかなり厳しい」としたほうが、戦略に組み込む要素の一つとして活用する楽しみとなったかもしれないし、少なくとも性能が見劣りすると批判されることはなかったかもしれない。 本作内で扱える「生と死の紋章」と比べても明らかに威力が低い。かつ、使う度に主人公にもダメージが入り、LV3即死魔法に至っては本人が一割の確率で即死してしまう。その癖確実に即死させられるわけでもない(高確率ではあるが)。 ちなみに「幻想水滸伝1」と「幻想水滸伝2」に登場する、「ソウルイーター(生と死の紋章)」とその眷属である「闇の紋章」は、Lv1魔法「死の指先」の時点で「敵単体を即死させる」効果を持っている。しかもデメリットなしで即死が効く相手なら確実に。作品が違うので一概には言えないが、流石に眷属の紋章(真の紋章ではない)にすら劣るのは如何なものか。 そのソウルイーターは、今作では罰の紋章と被るからなのか「死の指先」と「冥府」の効果が変更されている。 続編である「幻想水滸伝5」では罰の紋章の眷属、「断罪の紋章」が登場しているが、こちらも非常に扱いにくく、眷属だから仕方ないとはいえ効果も弱体化しており(一部の魔法を除く)、全体的に弱体化されているにも拘らずデメリットが増えているなど散々。挙句には入手するには特定の手順を踏まなければならず、1周で1個しか手に入らないという有様。更には4の罰の紋章を基準にダメージを設定しているため、強力な魔法を連発させやすい魔法使いタイプが育つ 強力な封印球が手に入ると要らない子も同然の存在になってしまう。開発は罰の紋章に何か恨みでもあるのだろうか? 魔法のダメージ設定がめちゃくちゃ。 本シリーズは、味方も敵も「紋章(魔法)」が使える。本シリーズでは、魔法の使用回数・使用種類数にきつめの制限があるため、その分効果が莫大なものになっている。他作品でも、魔法の効果が通常攻撃やアイテムなどと遜色ない場合は補正が入らない場合が多いが、何らかの理由で魔法の効果が通常攻撃やアイテムなどと比べると莫大な場合、たとえば攻撃魔法だと、同じ数値を敵味方両方に適用してしまっては味方が一瞬で全滅することから敵が使ってくる場合は補正が入っている作品が多い。本シリーズでも、そうした例に倣って補正を入れていた。しかし今作ではその補正がなく、敵味方両方が同じダメージを受けることから、敵の行動や発動した魔法次第では一瞬でPTが全滅することもある(連続して強力な魔法を使ってきやすい訓練所で顕著)。酷い場合は1000以上のダメージを受ける場合もあり、その場合はどんなに体力があっても即死する(最大HPは999であるため)。 一応、魔法防御を上げれば耐えられなくもないが、魔法防御を上げていても壊滅的な被害を一発で受ける場合があり、バランスの悪さが窺える。 また、魔法防御を重点的に上げるということは装備が縛られるということであり、他に有用なアクセサリ等があっても使えなくなるという事である。RPGでこれは如何なものなのか? 今作では戦闘不能の味方を復活させるアイテムが装備アイテムではなくなったため(=所持数とPTの許す限り復活が可能)、このような処置になったとも取れるが…。 流石にやりすぎと判断されたのか、続編の「幻想水滸伝5」では過去作と同じように補正がかかるようになった。 控えメンバーの概念があるが、問題がある。 「船パーティー」といって、文字通り船内、つまり航海中にしか使用できない。海にはダンジョンもなく、海上でのボス戦も「船パーティー」を使用することができてから1回のみしかない。つまり、ダンジョンで「船パーティー」を使用することはできず、ボス戦においても「船パーティー」を使えるのはごく一部の例外のみ、ということ。また、無理に「船パーティー」を使うほど海上の雑魚戦は難しくない。そのため、この「船パーティー」があることで従来より少ない戦闘メンバーでも連れていくキャラクターが実質的に増えたかというと、断定はしづらい。 一人ずつ替えることはできずパーティー全体で替えなければならないこと、パーティーが替わるまでの処理に時間がかかること、パーティーが替わるまでの間に変な音がすることなど、欠点も少なくなく、完成度は高いとは言いづらい。 「紋章片システム」というものもある(*6)が、こちらにも問題あり。 それぞれの属性の紋章片を武器に装備させることで武器に属性がつく。装備属性が有利な場合は攻撃力が上昇するが、装備属性が不利な場合は攻撃力が減少する。だが、一度つけた紋章片は外すことができず属性を変えるにはより多くの紋章片をつけなければならないなど、いろいろと不便。 …といいたいところだが、本作では、苦手な属性も得意な属性もない無属性の敵がほとんどである(属性の概念がないに等しい)ため、上記の問題点は問題点にはならない。逆に言えば、このシステムの存在意義がほとんどない。 ダンジョンの数が少なく、構造も簡素。 少ないダンジョンを水増ししているのか、普通に民間人が歩いている街中や港にも敵が現れることがある。 また、構造の簡素さで最も顕著なのが「オベル遺跡」で、ほとんど同じ構造の階層がいくつもある。 戦争パートについて ユニットを構成するのは、リーダーであり艦隊のステータスを上げることもできる艦長、紋章砲を放つ砲撃手、白兵戦要員のみ。従来までにあった特殊能力やスキルはなく、できることといえば紋章砲による攻撃と白兵戦を仕掛けることぐらい。 戦争パート参加要員はほぼ全員。だが、実際に参加できるのは40人足らず。それも、能力差が極めて激しいため、参加させるキャラクターが限られてしまう。そのため、戦争パートでほぼ全員のキャラクターを使用できることが使用するキャラクターを増やすことに実質的に貢献しているとは言いがたい。 大半のキャラクターは砲撃手。それも、攻撃力は固定で、キャラクター間の能力差が激しい。基本的には、戦闘員、特に魔法使いキャラが砲撃手としての能力が高いため、ほとんどの非戦闘員キャラは戦争パートではお払い箱になってしまう。序盤のほうでは割と使える非戦闘員も、中盤以降は戦闘員に淘汰される。おまけに、中盤以降に戦闘員ほどの能力を持たない非戦闘員が仲間になることもあり、そういう非戦闘員は戦争パートではお払い箱以前にいらない子同然。 戦闘員は全員が砲撃手と白兵戦要員のどちらかになれるが、その一方、大半の非戦闘員キャラは砲撃手にしかなれないため、なおさら非戦闘員キャラがお払い箱になる。 ただし、艦長になれるキャラクターには非戦闘員キャラが多く(艦長の枠自体は少ないが)、むしろ非戦闘員キャラのほうが艦長としての能力が比較的高い者が多いため、このところはまだ救いがある。また、戦闘員は五行の紋章を装備させなければ砲撃手になれない一方、非戦闘員は何もしなくても砲撃手としての機能を保持しているため、そういう意味でも非戦闘員のほうが優位に立っている。 対戦開始直前にユニット構成ができ、そのときに敵側がセットしている紋章砲の属性がわかる。そのため、敵側がセットした紋章砲の苦手な属性の紋章砲をセットできるため、戦争パートの難易度は極めて低い。 おまけに、敵側がセットしている紋章砲の属性は、大半の場合は、2つセットしているうち1つはもう片方の苦手な属性なので、なおさらこちらは苦手な属性のものをセットすればいいだけになり(同じ属性のもの同士で砲撃しあっても互いにダメージを受けないため)、これもまた難易度をさらに低くしてしまっている。 フィールド上には障害物になるような地形は存在せず、まっさらな海の上で戦闘を行う。地形や障害物を利用した戦略など、練りようもない。 ミニゲームは、下記の通り面白いものが多いが、好成績のときにもらえる景品がケチ。 大方のミニゲームは、1周目こそレアアイテムや豪華アイテムがもらえるが、2周目以降は店屋でかなり安く売られているものが景品だったりする。一部のミニゲームでは、一周目から店屋でかなり安く売られているものが景品というものも。 シリーズで初めてモーションキャプチャーが使用されたが、動きが緩慢でキレがない。 多少ダンスや殺陣をかじった素人のほうがよほどいい動きをするのでは、というレベル。加えて、イベントムービーなどでの演技力も総じて低く、大根役者にありがちな「指示されたとおりにやりました。」感が強い。 OB・OG含めて多数の有名俳優が所属する名門芸能事務所に委託されたが、とてもそのレベルではない。上記のボイスキャストの件に加えて、制作体制によほど問題があったのではと邪推を禁じ得ない。 それ以前に、戦闘時のモーションが複数のキャラクターで被ることが極めて多く(同じような批判があった3よりもはるかに多い)、同じ得物を持つ者の大部分は、武器の振り方はもちろん、アイテムや魔法を使う際のモーションまで、一挙手一投足がまったく同じ。 そのほか、主人公(厳密には表示キャラ)の走り方が変だという批判や、戦闘中に通常攻撃を行った後に敵に背中を見せながら定位置に戻るキャラの姿に対する批判もある。 海の上での視点が悪い事や、敵の種類が少ない事など、面白いつまらない以前にストレスの溜まる出来のシステムであった。 RPGフリークとして名高い小説家の宮部みゆき氏も上記のような不満を述べ、その事を聞きつけたコナミは『III』発売の際に前述の宮部氏に執筆して貰った公式ホームページのプレイ日記を削除するという大人げない一面を見せた。 以上の通り、批判の声が多いのは無理もない。ただ、部分的な要素に目を向ければ少なからず評価されている所はある。 賛否両論点 『III』では廃止されていた紋章術の合体技が復活しているなど、戦闘システムが人数が少なくなった事以外は『I』『II』寄りに戻っている。 話すだけで主人公の味方に加入するキャラが多い。 このシリーズでは仲間にするのに複雑なフラグが必要なキャラや、フラグ成立から仲間になるまでの期間が長く、後で取り返しの付かない事になってしまう事に気づくキャラ、定められた期間の間に条件をクリアしないと二度と仲間にならないキャラがいるのが通例だが、今作ではそれらが非常に少ない。逆に言うとフラグをちゃんと立てたかどうかヤキモキしながらプレイして後で後悔する必要も少ないとも言える。 今作の反動か、次回作の『V』では仲間集めがシリーズでもかなり複雑&長期化した。 キャラクター間のバランスは良い。 しかし、本作では、スキルなどによる性能差がない上に、従来のような前衛・後衛や距離の概念の廃止によりそれぞれの武器による個性付けがなくなったため、似通った性能のキャラクターが多くなってしまっている。 これだけ大人数にも拘らず、微妙な差はあるとはいえ、「戦士型」・「魔法使い型」・「バランス型」・「素早さ型」と、数種類に大別できてしまう。 所持できる持ち物の種類の数に制限がなく、1枠のカウント数もほぼ無限にある。 これにより、本作のやりこみ要素の一つであるアイテム収集や後述の「アイテム合成システム」が、やりやすくなっている。 しかし、従来までは、アイテムの個性を、効果や性能だけでなく「1枠にいくつ持てるか」というカウント数でもつけていたため、後者の個性付けがなくなったことにより、アイテムの種類数も従来に比べて激減している。 アイテムを装備しなくても戦闘中に使える。 逆に言うとアイテムを装備できなくなったため、「有限のアイテムをいかに効率よく使うか」や「装備したアイテムを使い切った場合、どのタイミングで共有アイテムから取り出すか」といった戦略性が、失われてしまった。 前作同様、画面右下にマップが表示されるが、本作では固定ではなく表示キャラの向く方向によって向きが変わる。いわば、自動車のカーナビゲーションのような仕組み。 わかりやすい人にはわかりやすいかもしれないが、自動車と違ってコロコロ向きが変わるため、わかりにくい人にはわかりにくいかもしれない。 ほとんどのキャラクターの初期武器レベルが1で、武器レベルを上げる金と時間がかかってしまう。また、一度武器レベルを上げたキャラクター以外は、使いにくい。 育成の自由度の幅、やりこみの幅が広がったとも言える。 従来までと違い、若干ながらホラー要素がある。 主人公の意識が「罰の紋章」の世界へ行ってしまうことが何度かあるが、そこは赤黒い渦が巻いている中でそこかしこに人間の悲鳴のような声や高笑いのような声が響き渡る世界。そこを適当に進んでいくと、かつての宿主の過去の思い出の会話が聞こえてくる。そして、奥まで突き進むと、かつての宿主の亡霊を斬らなければならない……。この一連の流れが、少々不気味。ホラーが苦手な人は恐怖を感じるレベル。 「罰の紋章」をイベントや戦闘時などで使用したとき、人間の悲鳴のような効果音が流れ、エフェクトもどす黒い。これもまた不気味。 モンスターデザインも、やたらとリアルで不気味なものがほとんど。 従来までは可愛い系のモンスターだったはずの「むささび」や「ひいらぎこぞう」(*7)も然り。外見だけでなく、攻撃時やダメージ時の鳴き声も可愛くない。 「くらげおとこ」やその色違いの「ゼリーマン」は、グロテスクな外見と能力の高さが相まって、プレイヤー屈指のトラウマモンスターとなっている。 評価点 cobaこと小林靖宏氏が手掛けたオープニングの曲が、素晴らしい。氏特有のフラメンコ風の音楽と、海洋国家を舞台とした本作のイメージが、見事にマッチしている。 また、オープニングムービーも、特別にクオリティが高いというわけではないが、演出面での評価は高い。 シリーズで初めて控えメンバーの概念が導入されたこと。 4人パーティー2つの計8名を控えさせることができる。海でならいつでも彼らを呼び出すことができる。また、船内なら、メインパーティーと同様、船パーティーメンバーの装備を替えたりなどができる。 上記のように完成度の低さや航海中にしか使えないことなどの問題点はあるが、控え人数が比較的多めなこと、何よりシリーズで初めて控えメンバーシステムが採用されたことについては、高く評価できる。 「アイテム合成システム」が存在し、複数のアイテムを合成して新たなアイテムを作成することによって、楽しむことができる。 ただ、このシステムを活かせるゲームバランスでない(市販品でも充分間に合うこと、市販品の場合は合成して作るよりも直接買ったほうが得な場合が少なくないなど)のが、残念なところか。 装備箇所が、頭・体・手・足・その他(3枠)に増えた。 従来までは、かぶと・よろい・たて・その他(3枠)で、従来の「その他」の枠に入る手や足の防具が、本作の「手」・「足」の枠に入るようになった(逆に、本作の「手」に従来の「たて」の枠に入る装備品が入るようになった。つまり、本作の「手」の枠に盾とそれ以外の手の防具のどちらかを入れられる)。 従来のようにキャラがアイテムを装備する(「その他」の枠にアイテムを入れる)のではなく、本作では装備品とは別にアイテムを取り扱う箇所があるので、装備に関してはかなりの余裕ができた。 店屋などでのまとめ買いが可能になった。 防具もまとめ買い可能。ただし、防具に関しては、上記のすぐに装備することができなくなったという弊害は生んだが。 上記のようなバランス面での問題はあるものの、ほとんどのキャラクターが戦争パートに参加できること自体は、1以来のことであり、評価すべきことと言える。 キャラの頭身が上がった他、カメラを自由に動かして視点を変えられる。 ただし『Rhapsodia』以降は再び下がった。 『I』のテッドが登場した。 ただゲスト的に登場するのではなく、真の紋章を持つが故の苦悩と、それに真正面から立ち向かう主人公に感化されて外の世界に踏み出すというストーリーがちゃんと存在する。また時代が時代なので「人を遠ざける人見知り」状態である また、幼くして不老の呪いを持つ真の紋章を宿したはずの彼がなぜ大きくなったのかという理由も、このエピソードで明かされることになる。 グラフィックや効果音は、ハードがPS2であることを考えたら、特別に美麗というわけではないが、随所でセンスや芸の細かさが光る。 砂浜や波の音が綺麗。 海を舞台にしている作品だけあって「水」の表現は素晴らしいといえるだろう。 スペインやイタリア、東南アジアなどの海洋国家を彷彿とさせる街並みや、海賊映画を連想させる海賊島など、うろつくだけでも楽しい。 ミニゲームの種類が多く、面白いのが多い。 シリーズおなじみの「ちんちろりん」や「釣り」から、ベーゴマや麻雀もどき、カードゲームにコインゲーム、サイコロゲーム、福引、ネズミ捕り、宝探し、1の戦争パートを模した「栽培戦争」まで幅広い。 ビッキーの加入が早く、またたきの手鏡が町中でも使えるようになった(*8)。 クリアすると一部のアイテムやお金を引き継いで最初からやり直せる。 ムービーシーンもスキップできるようになる。 1周目の表示キャラは主人公で固定だが、2周目以降は先頭に並んだ人物が表示される。つまり、2周目以降は主人公以外の別のキャラクターを表示させることができる。 これまで通りサブイベントも充実している。 上述のような批判もあるキャラのモーションだが、振り付けそのものはかっこいいと好評。ただし、主人公の走り方は除く。 敵に背中を見せながら定位置に戻る姿も、その行為自体がかっこ悪いのであって、振り付け自体がかっこ悪いわけではない。変な言い方だが、むしろ、そのときの姿の振り付けもかっこいい。 協力攻撃も、なんだかんだ言って演出は高く評価されている。 かっこいいものからネタっぽいものまで、バリエーションも豊富。 協力攻撃を習得または協力攻撃の威力が上がった際の戦闘終了後に、その協力攻撃を行うグループでハイタッチや掛け声などの行動を行うのだが、一つひとつのグループで違っていて、いずれも味のある行動である。 キャラクターの公式立ち絵の全身が見られるのは、シリーズで本作のみ。 ステータス画面から見ることができる。 上記のように薄いとされる本作のシナリオだが、「薄いなら薄いで、想像で補えるところもある。」と評価する声もあるし、破たんするような箇所があるわけでも見どころがないわけでもない。 黒幕の悲惨な過去や、ラストで黒幕が一瞬だけ息子との甘美な思い出に浸るシーンなど、心揺さぶるエピソードもいくらかはある。 嫉妬や対立、陰謀、憎悪に殺戮など、今までシリーズを彩ってきたエピソードも盛りだくさんで、戦争を主軸に置いたシリーズの作品としての体面はしっかり守っている。 また、一介の商人に過ぎない黒幕がなぜここまでやれたのかという理由については、懇意にしていた海軍総督を操ることで海軍全体を操っていたことや、のちに『Rhapsodia』において明らかにされることだが、その間国の上層部はどうしていたのかというと、のちに内紛やテロにつながる政争を王侯貴族と平民出身の政治家・官僚たちの間で行っていた(ために黒幕のことまで手が回らなかった)ことなど、話の大まかな筋立てはしっかりと通っている。ただし、これでは、軍や国の上層部が無能ということになるので上記の通り戦記物としてはお粗末だし、本作で語るべきエピソードをなぜ次作の『Rhapsodia』で語るのかという批判(この批判はどちらかというと、紋章砲関連に多い)につながるのだが。 キャラクターは、上記のように描写の薄さなどにもとづく魅力の薄さはあるものの、いわゆる電波や支離滅裂の類は一切なく、苛立ちや不愉快さをおぼえるような者はいない。 上記のように不快感を与えるエピソードはあるものの、描写の薄さによってそのキャラのことを誤解しているところが大きく、他キャラの発言や様々な選択肢でのストーリー描写、懺悔室(*9)での本人の告白などを通してみてみると、それなりの理由や本人なりの苦悩などがあったことがわかるようになっている。 とはいえ、だからといって許されるべきではない者も多いのだが、逆に言えば、「108人も人間が集まれば聖人君子やいわゆる最強キャラばかりが集まるわけではない」という、本シリーズや本シリーズのモチーフとなった『水滸伝』の魅力の一つでもある「人間らしいキャラクターたち」を表現しているということであるといえる。 総評 問題点は数多くあるが、シリーズファンにとってもっとも気になった点は、「大勢のキャラクターを活かしきれないシステムとバランスやストーリーの短さと薄さなどにもとづく、多くのキャラクターの存在意義の小ささ」であろう。 『水滸伝』同様に108人の仲間を売りにしてきたシリーズであったため、そのことがかなり目につかれることとなってしまった。 なまじ人気シリーズだったがゆえに話題にもなりやすくなり、クソゲーオブザイヤーでも取り上げられるようになり、ついには、2004年クソゲーオブザイヤー次点の烙印を押されるに至った。 しかし、当時のクソゲーオブザイヤーは、「知名度や期待度のわりには微妙」程度の出来でも次点に選ばれることなどざらにあったため、本作もそのうちの一つに過ぎないといえる。 その証拠に、致命的なバグや極端なバランスの悪さ・システムの根本的な問題などプレイに支障をきたす要素はなく、普通に遊べる代物でありファンもある程度存在している。 また、本拠地システム・108人の仲間・戦争をテーマとした殺伐とした世界観・いい意味でも悪い意味でもキャラクターたちの人間臭さや泥臭さ、といった、『水滸伝』をモチーフとした本シリーズならではの魅力も健在である。 その後の展開 登場キャラについて 主人公のライバルにあたる"トロイ"は敵キャラクターでありながら「裏技で仲間になる」と信じられたほど高い人気を持つ。 一方、味方キャラのひとりである"スノウ"は「腕が痛くて動かない」などの情けない言動や身勝手な行動によって評価が低い。が、そこをネタにして愛されている。 ステータスグラフィックと顔グラフィックが3つ以上用意されている唯一のキャラでもある。 本作の後日談に当たる『Rhapsodia』を皮切りに、『V』『ティアクライス』が発売され、当作品よりは評価している声は多い。 本作を下敷きにしたパチスロ『幻想水滸伝』がKPE製作で2011年1月17日より稼動している。 CGは新規に作り直されており、本作のポリゴンモデルとは印象がかなり異なっている。 登場キャラはラズロ(主人公)、トロイ、シグルド、ハーヴェイ、キカ、ジーン、ビッキー、ミツバと特に人気の高いキャラを厳選している。 パチスロ故にプレイする機会は少ないが、CGムービーは一見の価値あり。
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幻想水滸伝Ⅳ からラズロを召喚 幻想水滸伝異伝 零の一〇八星-01 幻想水滸伝異伝 零の一〇八星-02
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今日 - 合計 - 幻想水滸伝カードストーリーズの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 19時10分09秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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登録日:2011/01/19(水) 16 25 19 更新日:2022/10/29 Sat 01 40 31NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ぼっちゃん カリスマ ソウルイーター ティル マクドール リューイ 不幸 主人公 初代 初代主人公 坊ちゃん 幻想水滸伝 幻水 最強 解放戦争 鈴村健一 門の紋章戦争 1主人公とは、『幻想水滸伝シリーズ』に登場するキャラクターである。 CV 鈴村健一(ドラマCD版) 1995年に発売された初代・幻想水滸伝の主人公。デフォルト名はなく好きな名前を付けることができるが、 ファミリーネームである「マクドール」は変更できないので、いずれの作品においても「○○・マクドール」という名になる。 ファンの間での通称はグレミオからの呼称でもある「坊っちゃん(ぼっちゃん)」。 武器は長棍で、師匠のカイから習った棒術の使い手。 小説、ドラマCDではティル、漫画ではリューイと設定されており、攻略本や設定資料集などの媒体では1主人公となっている事が多い。 ちなみにカードストーリーズではファーストネームは設定されておらず「マクドール」とのみ表記されている。 ◇プロフィールと物語 出身は赤月帝国の帝都グレッグミンスター。帝国六将軍の1人、テオ・マクドールの長男として生まれる。 電撃ゲーム文庫より発売された外伝小説によると、幼い頃に母親と死別しており、幼少期は多少反抗的だったが、 ゲーム開始時点では、年相応に素直でやんちゃな少年に育っている。 家族構成は父・テオ、使用人のグレミオ、クレオ、パーン。友人のテッドとも仲が良く、お互いを親友と言える存在。 赤月帝国皇帝・バルバロッサとの謁見時に勧められ、赤月帝国で働くようになる。 しかし、行く先々で帝国の行政に苦しめられる国民の現実を目の当たりにし、今の帝国に疑問を抱き始める。 その後、山賊討伐の任務の際、テッドの右手に真なる27の紋章のひとつ、ソウルイーターが宿っていることが判明。 宮廷魔術師・ウィンディにこの事が知れると、テッドは帝国に追われる身となった。 ウィンディの追手から逃れられないと悟ったテッドは、坊ちゃんにソウルイーターの継承者となる事を懇願、 紋章を引き継いだ坊ちゃんは自らも反逆者として追われる中、宿屋で偶然知り合った男・ビクトールに出会い、 赤月帝国打倒を掲げる解放軍へ参加する事となった。 以後は解放軍のメンバーとして活動するが、解放軍のリーダーであるオデッサ・シルバーバーグが致命傷を受けた際、 彼女から解放軍リーダーの座を譲られ、後に「門の紋章戦争」や「解放戦争」と呼ばれる戦いの中心人物となっていく。 ◇ソウルイーター 坊ちゃんを語るうえで欠かせない、親友のテッドから託された紋章。 真なる27の紋章のひとつであり、「生と死を司る紋章」とも呼ばれる。 ゲームシステム的にも非常に強力な紋章で、高い攻撃力と即死効果によりシリーズファンの間でも「歴代最強の紋章」との呼び声も高い。 一方で「宿主に近しい人間の魂を喰らって成長する」という特性も持っており、 作中でも坊ちゃんの仲間、友人、家族など数々の命を奪うことになった(*1)。 さらに1の物語そのものがソウルイーターを狙う陰謀に端を発しており、ある意味すべての元凶であるため、 強力な力によるカタルシスよりも、「宿主を不幸にする呪われた紋章」という負のイメージが強く残る。 暴走や宿主の精神への働きかけなど厄介な性質を持つ事の多い真の紋章の中でも、 宿主自身を蝕む『幻想水滸伝4』の「罰の紋章」とは逆の方向で、最も関わり合いになるのが危険な紋章である。 また真なる27の紋章を宿す事の恩恵(または代償)として宿主は不老となり、1の3年後にあたる幻想水滸伝2で再登場した坊ちゃんや、 1の150年前にあたる幻想水滸伝4に登場したテッドは共に外見的な変化が全くない。 後の作品では眷属(*2)にあたる「闇の紋章」が登場している。 ◇性格 シリーズの主人公にほぼ共通するが、台詞は選択肢のみとなっており、一人称から性格付けまでプレイヤーによって様々。 ゲーム中では、グレミオに悪戯をするあたり、年相応に子供らしいところもあるようで、 エンディングや2のエピソードから、心優しい少年として描かれることもある。 ◇能力 幻想水滸伝 主人公という事もあり、攻守共に安定しており素早さも高くバランスが良い。 特に固定紋章のソウルイーターは前述ように「最強の紋章」との呼び声が高く、単体・複数の敵に即死効果あるいは大ダメージの魔法ばかりで、 はっきり言ってチート、ボス以外ならどんな強敵にも即死魔法が効く。 協力攻撃は武術の師匠・カイとの師弟攻撃の1種類。主人公なのに…と思うが、前述の紋章があるのでそんなに気にはならない。 ただし、この『師弟攻撃』が全体攻撃(1倍ダメージ)と、大量の敵と戦うのが基本な本ゲームでは非常に強力で、師匠さえ味方にしてしまえば後の戦闘が無双ゲーと化す。敢えて難を云えば少し演出がくどい位か。 幻想水滸伝2 チートっぷりは変わらず、ソウルイーターの魔法グラフィックもバージョンアップしている。 また、2主人公との『Wリーダー攻撃』は、前作の『師弟攻撃』とは演出が共通しているマイナーチェンジ版といった所で、敵が複数いるときは有効。ただし、効果は全体攻撃(0.75倍)と、前作が強力過ぎたためか少し弱体化されており、一回で敵を全滅させられない場合も少なくなくなった。 効果からも『2』に限れば『おさななじみ攻撃』の下位互換となる訳だが、此方は坊っちゃんさえ迎えにいけば使っていけるというメリットがある。 ◇1以外での出演 3年後を描いた続編である『幻想水滸伝2』では、1のセーブデータをコンバートしてゲームを開始すると、 ルカ・ブライト戦後にイベントが発生し仲間になる。 ただしイベントは任意発生であり、カスミの目安箱や探偵調査(*3)など、それとなくイベント発生のヒントが示されるが、 初見では気づかずスルーしてしまったプレイヤーも多いだろう。 名前はコンバート元のセーブデータから引き継がれ、2主人公に同じ名前を付けていた場合、周囲から言及されるなど何気に芸が細かい。 スタメン確定クラスの非常に強力なキャラクターだが、唯一の難点として、本拠地には帯同せず一度パーティーから外れたら、 グレッグミンスターの実家まで加入を誘いに行かなければいけない。マクドールさん家の門限は厳しいようだ。 ソウルイーターの影響で外見年齢は変化していないはずだがグラフィックが2基準に書き直されているため、 前作の溌溂とした少年から、落ち着きのあるイケメンな印象になっている。 ちなみに基本的には前作同様セリフを喋らない無口キャラだが、パーティーメンバーが喋る汎用イベントに彼を入れておくと、少しだけ喋る事がある。 ◇制作サイドのエピソード 彼の外見は、ゲームの主人公らしい格好をしているが、貴族としてはみすb……地味な格好をしている。 これはゲームの初期設定であった、『主人公は山賊の息子』という設定の名残である。 また、キャラクターデザインを務めていた河野純子曰わく、開発終盤までデザインが決まらなかったそうで、非常に悩んでいたとか。 1作限りで代替わりしたものの、やはり初代主人公、ファン投票でも毎回上位に入るほどの人気とカリスマ性を持つ。 その人気は根強く、1の16年後の2011年に発売された『FRONTIER GATE:フロンティア・ゲート』のサントラ特典として、 同ゲーム内で使用できる「坊ちゃんなりきり衣装」が付いたほど。 ◇人間関係 グレミオ 坊っちゃんを語るうえで欠かせないキャラその1。 戦争孤児として放浪し生き倒れていた所を、坊っちゃんの父・テオに拾われ、子守を任される。 母親は他界し、父親は忙しくあまり家にいない坊っちゃんに対し、孤独だった自分の姿を重ねている。 また、自身の力不足のため坊っちゃんを誘拐されてしまったことがあり、その際にもう二度とそんな目には遭わせないと、父の形見の斧に誓っている。 そのため重度の坊っちゃん至上主義となり、その過保護さはさながら母親のよう。 常にパーティー入りして外せない為、言動と合わせてウザイと感じる人もいるかも知れない。 しかし、中盤のとあるイベントで彼はパーティーから離脱する事になる。 具体的な内容は伏せるが小説版でのこのイベントはゲームでは無言を通す坊っちゃんの心情描写と美麗な挿絵が相まって、涙腺崩壊ものである。 また、108星を集めると終盤で特別なイベントが発生する。 さらにそのデータを幻想水滸伝2にコンバートすると、これまた特別なイベントが発生する。 テッド 坊っちゃんを語るうえで欠かせないキャラその2。 父・テオが戦争孤児としてマクドール家に連れてきた少年。 坊っちゃんとは唯一無二の親友であり、マクドール家の近くに家を借りて暮らしている。 上記にもあるように、ソウルイーターの影響でウィンディに見つからないよう姿を隠し、 犠牲を出さないよう誰とも関わることなく300年もの年月を孤独に生きてきた。 そのせいか他者には心を閉ざしていたが、坊っちゃん達と交流を持つうちに本来の明るく人懐っこい性格になった。 ストーリーの進行上、パーティーに加わるのは序盤のみである。 口癖は「一生のお願いだよ!」 150年前が舞台の幻想水滸伝4にも登場しているが、前述の心を閉ざしている期間のため、1のテッドとは大分印象が違う。 カスミ 坊っちゃんを語るうえで欠かせないキャラその3。 後の作品でもお馴染みとなる主人公に明確な恋心を抱くヒロインポジションの初代。 前述の2のイベントの際、彼女をパーティに入れていると会話イベントが追加される。 坊ちゃんが姿を消した後も彼女の恋心は変わる事は無かったが、ソウルイーターを宿した坊っちゃんは不老である為、 3年の間に確実に成長している自分と、容姿が全く変わらず時間に取り残された坊ちゃんの間の距離に複雑な気持ちになる、 といった内容で非常に切ない。 一方2のエンディング後も彼女は休暇の度に健気に坊っちゃんの屋敷に通っており、 更に続編となる外伝Vol.2でも坊っちゃんと仲睦まじく語り合うシーンもある。 3の炎の英雄とサナの様に添い遂げる事が出来たのか、カスミにとって辛い失恋となったのか、ソウルイーターの力によって悲劇的な別れとなったのか、 そのいずれとも違う未来があるのか、現時点で二人の結末が描かれた作品はなく、各プレイヤーの想像に委ねられている。 追記・修正は、「坊っちゃん(ぼっちゃん)」と呼ばれてる方のみお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 1の師匠との合体攻撃は、実は最強クラスの全体攻撃。ラスボスも集団戦なので、師匠をパーティーに入れるだけで難易度が段違いに変わる -- 名無しさん (2014-04-10 06 11 06) きまぐれでカイ師匠をパーティに入れたらまさかの坊っちゃんと合体攻撃でとてもびびった覚えがある。お世話になりましたが -- 名無しさん (2014-05-11 00 58 32) 名前をぼっちゃんにしてフルネームを「ぼっちゃん・マクドール」にするのはきっと誰もが通る道 -- 名無しさん (2014-06-07 08 09 33) 主人公の使用武器は剣・拳・銃、属性は炎・雷・光がメインだった創作界に反逆した幻想水滸伝。その主人公の使用武器は棒(DBの悟空はマジュニア編以降は素手がメイン)、使用属性は闇属性。果たして、新たなる反逆者は現れるのだろうか? -- 属性王 (2014-06-30 21 48 27) 今後どういう人生を歩むのか気になる主人公№1 -- 名無しさん (2014-11-01 00 33 39) 2での坊ちゃんの台詞がまた良いんだよなぁ。見たこと無い方は是非。 -- 名無しさん (2014-11-01 03 34 28) #11014;あれは嬉しいファンサービスだったぜ -- 名無しさん (2014-12-15 22 16 25) 最近の幻水の主人公達が最後は救いがあるEDを迎えていく中、彼は永遠に一人・・・。 -- 名無しさん (2015-02-01 03 50 16) ↑将来カスミも真の紋章を手に入れて、永遠に一緒になる……とか妄想したことはある。まぁ坊っちゃんがソウルイーターから解放されるのが一番なんだが、宿主の周囲に呪いを振り撒くこれを(テッドの時のように切羽詰まった状況でもない限り)坊っちゃんが他者に渡すかというと……。なのでカスミと永遠に添い遂げて頂きたい。 -- 名無しさん (2015-05-15 23 10 50) ↑7 俺はマクドールとつけてマクドール・マクドールにしたことある -- 名無しさん (2015-07-05 22 45 55) 真の紋章を外す方法がⅢ以降出て来たけど坊ちゃんは多分それを選ばないと思う、ソウルイーターはテッドとの絆でもあるから死ぬまで宿し続けるのではないだろうか -- 名無しさん (2016-03-02 11 24 17) 棒が武器の主人公でDB出すとかアホなのか?世界観も考えれば西遊記だろ普通 -- 名無しさん (2017-05-09 14 31 06) 詳しくないから聞きたいんだけど「主人公(幻想水滸伝1)」とかの項目名じゃダメなの?いや、そういう呼び方がプレイヤーの間で一般的ならそれはそれで構わないんだけど、なんか頭に数字が付いているのが他の作品の主人公とかの記事と比べて違和感あるっていうか。 -- 名無しさん (2019-06-03 23 25 34) ↑10 ソシャゲだけどグラブル主人公は魚、鰻、バナナ、鉢植え、猫じゃらし、靴(を手にはめて殴る)など多彩だな -- 名無しさん (2019-06-10 15 16 12) 海外の人気投票だと順位低いんだよな。日本だとかなり高いのに(つってもどっちも10年は昔だが) -- 名無しさん (2019-06-10 20 00 28) 小説版によるとゲーム開始時点(455年)で14歳。終戦時点(457年)では16歳。統一戦争はその3年後(460年)なので19歳。 -- 名無しさん (2019-08-24 11 50 14) ティルに憑依する小説は不可能だろうな。あまりにも糞げー過ぎる。 -- 名無しさん (2021-08-23 20 15 41) 名前 コメント
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【登録タグ PS RPG ネタ重視 完結 複数】 【元ネタ】幻想水滸伝 【作者名】kusanagion 【完成度】完成済み 【動画数】5 【part1へのリンク】http //www.nicovideo.jp/watch/sm6712960 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/11992509 【作品の傾向】ネタ重視 【備考】複数人 グレッグミンスター脱出まで 名前 コメント 番外作品「フルボイスで幻想水滸伝4」のおまけ(修正版) 関連作品 番外作品 「フルボイスで幻想水滸伝4」のおまけ(修正版) 【リンク】http //www.nicovideo.jp/watch/sm7839934 【作品の内容】 【備考】 関連作品
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幻想水滸伝II 【げんそうすいこでんつー】 ジャンル RPG 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 プレイステーション 発売元 コナミ 開発元 コナミコンピュータエンタテイメント東京 発売日 1998年12月17日 定価 6,090円 廉価版 コナミ ザ ベスト 1999年12月9日/2,800円PS one Books 2002年7月11日/1,800円 判定 良作 幻想水滸伝シリーズ 概要 ストーリー 評価点 シナリオの魅力 さらに進化した本拠地システムと108星 その他進化したシステム、洗練・追加された要素など 戦争システム 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 概要 『幻想水滸伝シリーズ』の第2作。 時代は前作の2年後、場所を前作の舞台赤月帝国(本作の時代ではトラン共和国)の北、ジョウストン都市同盟とハイランド王国に移し物語が展開される。 基本的なシステムは前作とほぼ同じ、108星を集める本拠地システムも相変わらず。 ただしシステムや操作性は細かいところが洗練されより快適になっている。 グラフィックはより見やすくなり、派手さはないが細かいところまで描かれた描写は生活感や臨場感を引き上げている。 ゲームボリュームも増大。メインシナリオに関係ないダンジョンや村もいくつかあり、サブイベントが非常に充実している。 前作のデータをコンバートでき、前作キャラのレベル・武器レベルの上昇や前作主人公の仲間加入等の特典が得られる。 音楽もよい。全体的に演出効果が優れており、イベントを盛り上げるスパイスとなっている。 作曲は『グラディウス』や『ときめきメモリアル』で知られる東野美紀。 だが、なんといってもシナリオの評価が非常に高い。 ストーリー デュナン地方の2大国ジョウストン都市同盟とハイランド王国は長年続いていた争いに終止符を打つため停戦条約を締結した。 主人公と親友ジョウイはハイランド王国の少年兵部隊として国境に配備されていたが、停戦が決まった為同僚達とともに故郷へ帰る支度をしていた。 ところが…突然警鐘が鳴り、謎の軍勢が部隊のキャンプに攻め入ってくる。都市同盟軍が奇襲を仕掛けてきたと皆思った。 しかし主人公達は見てしまう。襲撃してきた軍を指揮していたのは自国ハイランドの皇子ルカ・ブライトであった。 停戦を不服とした彼は、少年兵部隊の隊長と結託して部隊を全滅させ、その罪を都市同盟になすりつけ再び戦争を始めようとしているのだ。 追い詰められた2人は、離れ離れになったらこの場所に戻って待つことを約束し、一か八かに賭けて激流に身を投げた。 その後合流した2人だが間もなく都市同盟とハイランドの戦争が再開され、主人公とジョウイは都市同盟側に立って戦うことになった。しかしハイランドの軍事力は強大だった。 村々は蹂躙され、砦は陥落し、次々と侵略されていく様を何も出来ずに見過ごしながら、撤退する…主人公達はあまりにも無力だった。 しかし、焼け落ちた村の祠の中で2人は見つけてしまう、27の真の紋章の1つ「始まりの紋章」を。 持つものに絶大な力が与えると同時に代償を求められる真の紋章。今の自分達には何としても力が必要だった。 始まりの紋章は「輝く盾の紋章」と「黒き刃の紋章」の2つに分かれており、輝く盾は主人公に、黒き刃はジョウイが宿すことになった。 それをきっかけとして2人は別々の運命を歩んでいく。 評価点 シナリオの魅力 単純な善悪で割り切れない2勢力の争い 本作の敵はハイランド王国とそれを指揮する皇子ルカ・ブライトである。彼らは序盤から悪逆非道の限りを尽くし、悪役ぶりを見せ付けてくれる。 ところが、それに対して都市同盟に属する市長の面々はどうかというと決して志を持った正義の人ではない。 盟主こそ良識的な人物だが、軍事力を背景に横暴に発言力を振りかざす騎士団長、事なかれ主義が行き過ぎて結局何も出来ない市長A、立場が弱く結局何も発言出来ない市長B、領地が安全圏にある故に言いたいことを言う無責任な市長C等まとまりがない。 その言い争いを見たジョウイはあることを悟る。そして彼がとった行動とは…。 話を盛り上げるキャラクター達 前作に続いてシナリオの質が高く、それに伴うキャラクターの魅力は敵・味方、メイン・サブともに深い。 時に励まし時に失敗しながら常に主人公に寄り添う義姉ナナミ、前作の戦いを経て歴戦の戦士となり主人公を導くフリック ビクトール等、個々のキャラ立ちは前作に輪をかけて上手く仕上がっている。 中でも最大の敵ルカ・ブライトは悪役にもかかわらず、シリーズでも屈指のカルト的、もしくはカリスマ的な人気を持つ。 ルカ・ブライトとの直接対決も彼個人の圧倒的武力を体現したものとなっており、その常軌を逸した強さから未だにシリーズ最強の敵と賞賛されている。 あまりにも強いのでここで詰まる恐れもあるほど。兎に角めげずにレベルを上げたり、属性防御を考えたりしよう。 また、時代も場所も前作と近い為、前作の108星のうち約20人が継続して参加している。108星に入ってない前作キャラや前作の敵キャラも敵やNPCとして何人か登場している。 中盤に前作の舞台である赤月帝国にあたる現・トラン共和国の首都グレッグミンスターに行くイベントがあるのだが、そこでも前作のキャラ達の現在が描かれており、前作ファンには嬉しいサービス。 また前作のデータをコンバートをしていると前作主人公が仲間に加わるイベントが追加される(*1)。前作主人公はセリフを全く口にしないキャラになっており、前作プレイヤー個々人のイメージを崩さない様に配慮されている。また、前作の頃から前作主人公に想いを寄せるくノ一・カスミをパーティに入れていると会話イベントが追加されるが非常に切なく前作ファンの評判も良いものとなっている。 さらに進化した本拠地システムと108星 前作に続いて108星を収集する本拠地システムは健在。それを取り巻くシステム・イベントもパワーアップしている。 本作から本拠地の目安箱の設置と探偵・レストランという要素が追加された。 目安箱とは今まで集めた108星が主人公に意見等を提出するものだが、その内容が108星それぞれの個性を上手く表現している。 例えば動物系の仲間だと文字がかけないので足跡をつけたり等。 探偵は108星の1人で、(探偵本人を含む)指定した108星の情報を調査してくれる。その内容はやはりそれぞれのキャラの裏設定や個性付けとして上手く機能しており、興味深い。しかも調査は1人1回だけでは終わらず量は相当なもの。 調査の内容はキャラに関する背景だけでなく、キャラに関するアイテムの情報や協力攻撃、前述の前作主人公イベント発生のヒントになるもの等、ゲーム上役に立つ情報も含まれている。 あるキャラクターを探偵してもらうとその返事が不可解な物がある。調べれば調べるほど謎の深まるキャラ…。 また、仲間に出来る可能性のあるキャラを参入させるヒントを得ることも出来る。その際、そのキャラの顔グラフィックと名前が表示されるが、一度も会ったことのない人物は、名前は伏せ字で、顔グラフィックはシルエットで表示される。 レストランでは、料理をつくってもらったり売り上げをもらえたりする。料理は回復アイテムとして使用できるため、前作よりも回復アイテムの種類数が増えた。 通常の回復アイテムよりも、1枠の保有数が多かったり、回復量が多かったり、バッドステータス回復・グッドステータスにするなどの効果があったりするなど、かなり性能が良い。 また、レストランにともなって、釣り場・畑・牧場といった施設が新設された。釣り場・畑はミニゲームも楽しめる。 メインシナリオに絡まない108星にも、加入後のイベントが用意されている。その力の入れ方は、前作の比ではない。 昔の料理漫画を髣髴とさせるハイ・ヨーの料理勝負イベント、制限時間以内に仇の足跡を追わなくてはならないクライブイベント等はかなりの凝りよう。 前者では仲間キャラが審査員となる。司会者が審査員の紹介をするが、その紹介文の中には審査員の好みの料理のヒントが隠されていて、キャラの個性の描写に一役買っている。 実際には、好みの料理の種類は設定上数種類しかないのだが、紹介文は料理の好み以外にもそれぞれのキャラの個性を表している。 ただ後者のイベントは実質的にタイムアタックを強要するものである為、RPGに慣れていない人には厳しいものがある。慣れている人でも駆け足で攻略しなければならず、108星を揃えることも不可能と言われるほど。シナリオや戦略を楽しむ余裕もない。実質的には2周目以降のお楽しみ要素と言える。 上記の目安箱・探偵・サブイベント以外にも、108星の個性を引き出す工夫がなされた。 パーティーに加入・離脱する際に、一言セリフを言うようになった。 使いまわしがほとんどなく、個々の個性やイメージに沿ったセリフを言うようになっている。 テンポが悪くなったともいえるが、メインシナリオに絡まない仲間キャラの個性を垣間見る数少ないチャンスの一つである。 イベントなどで、パーティーメンバーに入っているキャラで、本来そのイベントなどにかかわりのないキャラにも、セリフが与えられるようになった。 セリフ数は少なく、毎回というわけではないが、それでも前作にあったような「特定のキャラのしゃべるときとしゃべらないときとの差が激しくて、違和感がある」といった点が多少は改善されているほか、キャラの個性を見られたり、そのキャラたちと「一緒に冒険している」という感覚を少しは味わえるようになった。 前述のとおり動物の仲間や、モンスターの仲間も加わるようになった。 人間とそれに準ずる亜人種のみが仲間だった前作に比べると、かなり華やかかつバリエーション豊かな108星となった。 シリーズ史上初のオリジナル種族ウィングホードが登場。 昨今はめずらしくもなくなってきているが、当時としては作品オリジナルの種族が登場するのはめずらしい。1に登場した、エルフ、コボルトといった一般的にファンタジーに登場する種族に加えて、彼らが混ざることとなった。 ウィングホードは次作でも登場している(本作のとは別人)し、次作以後も新たなオリジナル種族が登場する。シリーズオリジナル種族の先駆けともいえる存在である。 その他進化したシステム、洗練・追加された要素など 紋章システム 前作では紋章を1つしか装備出来なかったが、キャラクターによっては最大3つまで装備することが出来る(*2)。 これによりキャラクターによっては1人で組み合わせ魔法を発動する事も可能になった。 固有紋章を所有しているキャラはカスタマイズできない、などといった前作の問題点も少しは改善されるようになった。 また、前作では1人につき最多で4つしか使用できなかった魔法が、1人につき最多で12個使用できるようになった。ただし、キャラクターによっては紋章を3つ装備できるとは限らないし、固有紋章を宿しているキャラクターもいるので、全員が12個の魔法を使えるわけではないが。 ただし、複数の紋章を装備しても紋章の使用回数は装備している紋章全てで共有する為、高レベル魔法の連発は難しい(*3)。 紋章の種類も、魔法紋章・特殊紋章ともに前作より増えた。特に、特殊紋章の種類が大幅に激増した。 また、武器の種類によってその武器の特色に合ったような特定の紋章を宿す事が出来る(*4)。 誰もが道具として魔法を使用することができる「紋章札」が初登場。ただし、使用は消費制。 道具屋の「ほりだしもの」で購入可能のほか、ダンジョンなどで拾ったり、敵のドロップアイテムとしても手に入れたりすることもできるが、「札職人」という本拠地専用の施設の人物に、封印球と引き換えにつくってもらうこともできる。 鍛冶システム 前作とほぼ変わらない。 前作では鍛冶屋の108星を仲間にすることで本拠地で鍛えることの出来る武器レベルが増加したが、今回は特定のアイテムを入手することにより増加する。 これにより、前作では「水増し」と批判された5人の鍛冶屋も、1人にシェイプアップされた。余談だが、前作の5人の鍛冶屋から引き継いだ今作の5人組は、1人を除く4人は108星から108星外へと格下げされた。108星外の人物も仲間にできるようになったということでもある。 前作の紋章片が削除され、紋章そのものを武器に宿すシステムに変更された(*5)。 中には武器に宿すことが出来ない紋章、逆に武器にしか宿せない紋章が存在する。 紋章片のように重ねて宿すことは出来なくなったが、紋章の付け外しが容易になり使い勝手が向上した。 戦闘システム 協力攻撃の種類が前作の25種類から36種類に増加し、戦闘メンバーを決める新たな楽しみが増えた。 演出にやや乏しかった前作と比べ、個性的でユニークな協力攻撃が大幅に増えた。 また、1人が複数回攻撃するようになった(*6)。 前作では表示されなかったアイテム・紋章・協力攻撃の効果が、今作ではきちんと表示されるようになった。 前列・後列を陣取る大型キャラクターが登場。 全体攻撃・複数攻撃の被害を抑えるなどといった、戦略の幅の広がりに貢献している。 『V』にも大型キャラクターが登場し、『III』の「ライドオン」の原型ともなっている。 ただし、本作では、実質的に2人分である割にはいずれのキャラも性能が微妙という欠点はあるが。 グラフィック面も向上。 前作はPS初期としても粗いグラフィックであったが、今作ではとても滑らかで美麗なグラフィックに向上。ミューズの門といったイベント限定の背景などもとても力が入っている。 キャラクターグラフィックも質が上がり、108人の仲間にはグラフィックの使い回しがほとんどない(*7)。キャラクターのアニメーションの滑らかさも健在で、メインシナリオに絡まない人物にも専用のアニメーションが用意されていたりする。 特に、前作では敵も味方も待機時は静止していたのが、今作では、まばたきをする・風にそよがれる・格ゲーキャラのごとくリズムをとりながら体を動かす、といった動作を敵味方ともにするようになった。 また、前作では、アイテムや魔法を使うとき、全体の姿勢はそのままにただ片手を上げるだけだったのが、今作では、一部のキャラだけではあるが、姿勢全体を変えるようになった。 戦闘曲のバリエーションも増大。 前作の戦闘曲が2曲のみだったのに対し、本作では、通常戦闘・通常ボス戦・特定の中ボス専用曲3曲・ラスボス戦と、6曲にまで増大した。 基本システム ダッシュ機能が標準搭載されたことで、ダッシュに必要な紋章や、宿したキャラクターを連れ歩く必要がなくなった。 もっとも、これはダンジョンや街の話。フィールドでダッシュをしたければ、上記の作業が必要になる。 アイテムまわりの使い勝手が向上。 前作ではアイテムを個々のパーティーメンバーが持ち歩く必要があったが、今作ではアイテムをストックして持ち運べるようになった。また、貴重品は分けて所持されるようになった為、強制離脱するキャラに大事なアイテムを預けていた為に持ち逃げされるということがなくなった。 メインの装備品とアイテムがわけて表示されるようになり、見やすくなった。「かぶと」「よろい」「たて」の他、「その他」の項目があり、ここにアイテムや装飾品などを装備させることができる。 イベントでキャラクターが強制加入する際、パーティーメンバーではない同行者として連れて行けるようになった。これにより、強制的に戦闘に参加するキャラクターが減り、ある程度自由なパーティーが組めるようになっている。 また、パーティーに強制加入する際にもその場で隊列が変更できるよう配慮され、「Sレンジのキャラクターが後列に配置されてしまい役立たず」という悲劇が起こりづらくなった。 108星以外の仲間 上記にも少し触れたように、108星以外の人物も仲間に加わるようになった。 合計6人と割と多い。 108星と違って、仲間にしても何も特典はない。またとある2人を仲間にするためには必然的に108星を諦める必要がある(後述)が、仲間にした後に専用イベントも用意されている。逆に言うと、本格的なやりこみ要素の一つであるといえる。 ダンジョン ギミックに乏しかった前作に比べ、「水路の水を引く」「障害物を運んで風を止める」「ちょっとしたクイズを解く」などのギミックが取り入れられた。 顔グラフィック 一部のキャラのみではあるが、1人につき複数の顔グラフィックがつくられた。 前作では、顔グラフィックが、全員、反転を除けば一人につき一種類しかなかったために、実際の場面と顔グラフィックの表情や服装などが一致していないこともあったが、それが少しは改善された。 オープニング 作中の戦闘時の映像と某重要人物1人が出てくるぐらいの比較的簡素なオープニングだった前作に比べると、尺も長く、様々な場面が目まぐるしく出てくるなど派手なものになった。また、作品のストーリー展開がどんなものかを期待させる演出も見ものである。 実際には、ただ背景の上にキャラの公式立ち絵を載せているだけの場面が多いのだが、そのキャラにあうような背景にしてある、背景自体にも動きがある、載せるキャラも適当ではなく背景によってきちんと選んだりキャラを複数人載せる場合はきちんと共通点のあるキャラたちを選んでいる、など、工夫がみられる。 説明書 前作とは違い、ほとんどすべての魔法やほとんどのアイテムの効果が記載された。 ただ、今回は、上記のようなユーザーインターフェース面の向上があるので、あまり役には立たないが。 戦争システム 前作の所謂じゃんけんシステムからシミュレーションRPG形式に変更された。 歩兵・弓兵・魔法兵の3種類のユニットがあり、それぞれ特色がある。 歩兵は弓兵・魔法兵攻撃時に攻撃力が1.25~1.5倍、弓兵は1マス先まで攻撃出来るが、直接攻撃の際は攻撃力が0.75倍、魔法兵は2マス先まで攻撃出来るが、直接攻撃の際は攻撃力が0になる。 ユニットは3人一組で大将1名、副将2名の構成となり、大将によりユニットの種類が決まる。 前作では部隊の構成は固定だったが、今作では副将を自由に編成することができる。 大将に配置することは出来ないが、副将として有能なものもおり、様々な編成を考えるのも楽しみの1つである。 各キャラクターはそれぞれなにかしらの特殊能力を持っており、その特殊能力によってユニットの能力が上昇したり、戦争中に特殊コマンドを使用する事が出来る。 中には非戦闘キャラクターなのに戦争ユニットとしては優秀といったキャラも存在する。 しかし、この戦争システムには大きな問題点がある(後述)。 余談だが、シナリオ中で主人公は戦争には参加せず本拠地で味方軍の戦況報告に対し、適切な指示を送るだけのイベントを行う事が出来る。指示自体は難しいものではないが、たまには後方から戦争を指揮する立場を経験するのも悪くないかもしれない。 賛否両論点 ストーリー この作品は知将・軍師にあたるキャラクターが敵・味方ともに多い。彼らの織り成す戦略上の駆け引きは戦記物としての本作のシナリオを大いに盛り上げてくれる。 シリーズで最も有能といわれる味方のメイン軍師シュウをはじめ、シュウとは対照的に軍師としては未熟ながら志の立派なアップル、若年ながら才能のあるクラウス、ハイランドへ戻りルカに取り入って次々と手柄を立てるとある重要人物等。 奇策によって弱小の味方軍が敵の大軍を倒す様は実に爽快。逆に敵も物量による攻めだけでなく時に知略を織り交ぜることによって決して油断出来ない脅威に見せることに成功している。 しかしその反面、軍師たちによって物語が展開され、軍のリーダーであるはずの主人公が能動的に行動を起こすことが殆どなく、主人公でありながらあまり物語に介入しない。 味方のメイン軍師シュウが加入してからは、「シュウに言われたところに行き、シュウに言われたことをする」という流れがずっと続く。作業的・受動的で、主人公のあまり関係ないところで物語が進んでいく。 主人公が過去の戦争で英雄とされた人物の養子であることから、その肩書きだけを大人たちに都合よく利用されているように感じる。ある意味現実の摂関政治・傀儡政治のようで、リアルではあるのだが……。 前作との比較 前作に比べると、『水滸伝』らしくないこと。 前作が「政府の圧政に立ち向かう英雄たち」という『水滸伝』のストーリーを踏襲しているのに比べて、本作は「二国間の争い」という、『水滸伝』とは全く関係のないストーリーである。そのため、「ストーリーは確かに素晴らしいのだけれど…。」という形で批判されることもままある。 「複数人の主人公」という『水滸伝』のコンセプトを導入した『3』のほうがまだ『水滸伝』らしい、という意見すらあるぐらい。 システム面でこれといった進化がない 上記のように進化している面もあるが、あくまでも「正統進化」の範囲であり、マイナーチェンジの域を出ない。 「本拠地システム・108人の仲間以外の要素は平凡」と批判された1のマイナーチェンジなので、本作もやはり「基本的なシステムは平凡」という批判の声も少なくない。 もっとも、こういった平凡なシステムがとっつきやすさの理由の一つであり、ファンから好まれている理由の1つでもある。 前作とのキャラクターデザインの雰囲気の違い。 本作と次作で高い人気を誇る石川史氏のデザインだが、前作との雰囲気の違いが目立ってしまう。 前作のデザインは、製作期間の厳しさからくるやっつけ仕事感のあるデザインだが、「あれはあれで、作品の雰囲気にマッチしていて良い」という意見もある。 前作にも登場したキャラの場合、雰囲気や佇まい、果ては顔まで今作と前作でかなり変わってしまっていることも。 また、前作にも登場したキャラは服装をほとんど変えていないので、今作初登場のキャラと服装のデザインの雰囲気の違いが出てしまい、違和感がある。 データコンバートで引き継げる前作キャラの能力が非常に限定的。 装備品は特定のキャラクターに特定の装備品を装備させた状態でなければ引き継ぎできず、その対象も極めて狭い。紋章や武器の強化状態などは一切引き継いでくれない。 もっとも、あまりやりすぎるとゲームバランスの崩壊を招いたり、『1』の重要度が増しすぎてプレイが必須レベルになってしまうおそれもあるため、この程度で十分という声もある。 + 前作のネタバレ注意 前作のラストで死んだと思われていたフリックとビクトールが、本作では何事も無かったかのように生きている。 絶体絶命のラストシーンから、どのようにして助かったのか、作中でははぐらかされており、きちんと語られることが無い。 また、そもそも前作で死んだはずのキャラが登場すること自体が「馴染みのキャラと再会できて嬉しい」とも「前作の感動が台無し」とも取れ、好みが分かれる。 問題点 料理のレシピの入手フラグにバグがあり、手順によっては入手出来なくなってしまうものがある。 上記の他にもバグが多い作品としても知られる。有名どころでは、BGMがおかしくなる、とある場所で仲間にしたキャラが亡霊のごとくその場に居座り続ける、強制加入の仲間をパーティーから外してしまいフリーズ等。 ストーリー上必要なイベントが発生しない、入手したはずのアイテムや仲間にしたはずのキャラが消える、壁に入り込んでしまい出られなくなって行動不能に陥る等ゲーム上致命的なバグも少なくない。 上記のような致命的なバグではなくても、プレイしていて気分をそがれるバグも多い。 たとえば、戦争パートでは部隊が消滅した際にはその部隊の大将がセリフを言うのだが、最終戦争パートでは、敵方の部隊が消滅した際のセリフが独自に用意されている。しかし、ある2人の敵方の将軍は、最終戦争パートで自分の部隊が消滅した際、独自のセリフを言い終わってからほかの戦争パートで言う汎用のセリフを言ってしまう。しかも、汎用のセリフは2人とも軽い感じのものであるため、「さっきのいかにも命がけなセリフは一体…」という気分に陥ってしまう。 戦争パートというと、ある一戦では、「伏兵を敵の後ろに回り込ませて、森の中に待機させ、敵側に送った密偵者がタイミングを見計らって伏兵の存在とそれを率いている人物の正体を暴露し、敵側についた捕虜たちを寝返らせる」という策をとるのだが、密偵者が暴露するよりも先にコンピューターが伏兵の存在に気付いてしまい、敵ユニットが気付いていないはずの伏兵を攻撃するという、あってはいけない事態に陥ることに。せっかく軍師の腕の見せ所となる重要な場面なのに、もったいない限りである。 一部の仲間キャラはイベントの発生条件がわかりにくく、時機を逃せばもう仲間に出来ない。 序盤にしか行けない街の隅の方でイベントを起こさないといけないクライブ(*8)、中盤に一時期だけ行ける地域のストーリー上訪れる必要のない村で会う必要のあるフッチ ハンフリー辺りが特に見逃しやすい。 ギルバートは戦争パートで敵として登場し、ダメージ1を受けると仲間になる仕様。基本的には問題無いのだが、この時点ではプレイヤーは仲間を操作出来ないため、運が悪いと仲間になった直後に死亡したり、最悪ダメージが通らず仲間イベントすら起こらないことも。 前作にもあった問題点だが、パーティメンバーが6人と一般的なRPGよりもかなり多いのに対して、AI戦闘ができないため、戦闘では毎ターン6人分の行動をいちいち決める必要があり、テンポが悪く非常に煩わしい 一応「おまかせ(全員通常攻撃)」のコマンドはあるため、全員が通常攻撃を選ぶ前提であればこれを選ぶだけでいいが、回復など一人でも攻撃以外の行動が入ると途端にテンポが悪くなる。 特に本作では協力攻撃が増えたため、「おまかせ」を使うべきでない状況が前作よりも増加している。さらに1人が複数回攻撃するようになったことで、1人あたりのモーションも長くなっており(*9)、前作以上に戦闘のテンポが悪くなっている。 仲間キャラクターは非常に多いが、一部は選択制であり全員を同時に仲間に出来る訳ではない。 これにより問題になってくるのがルロラディアと、ルロラディアを仲間にしていることが条件のチュカチュラであり、このキャラを仲間にするとベストエンドに必要な108星を揃える事が出来ず、必然的にベストエンドを見られなくなってしまう。 また、前作で仲間になったカスミとバレリアも2択になっている。周回する際の楽しみであるともいえるが、どちらも人気の高いキャラであるため2人とも仲間にしたかったという意見も多い。 紋章魔法の使用回数が前作よりも減少傾向になったが、回復手段はほぼ宿に限られ、アイテムで回復することは出来ない。回数自体もそう多くなく、ダンジョンではボスまで温存する為に雑魚戦でも気軽に使うのがためらわれる。 戦闘キャラクターの総数は約80名と非常に多い一方、キャラクター間のバランスが取れているとは言い難い。特定のキャラがいないと勝てないというバランスではないが、やはり弱キャラでは厳しい場面は存在する。 レベルアップの仕様上ストーリーの各段階に擬似的なレベル上限が設けられており、最終盤でも60からは殆ど上昇しない為、レベルを上げるという対策は現実的ではない。 戦争パートであるシミュレーションRPGの部分が不確定要素が強く、運まかせの場合が多い。 各ユニットに設定されている攻撃と防御の値が一体何に影響しているのかわかりにくい。普通に考えれば与えるダメージ、受けるダメージに影響しているのだろうが、ユニットの最大HPは基本的に2であり、一度の攻撃で受けるダメージは基本的に1。となると、命中率に補正がかかっているのだろうが、攻撃力が低いユニットでも連続でダメージを与えることもあれば、高攻撃力のユニットが連続でダメージ0というのも頻繁に起こりうる。 要するに、戦争能力が高いキャラクターだとしてもその強さを常に発揮しているわけではない。 さらに戦争の勝利条件がとある地点の到達というのも少なくなく、高攻撃力のユニットを編成するより高機動力のユニットを編成し、隙をみて突入させるほうが効率が良い。 敵味方ともに軍師が賢すぎて戦争パート(ミニゲーム)は一方的に勝利・敗北する展開になることが多く、プレイヤーの技量や思考が直結する場面が少ない。その為これに限ってはシリーズで評価は低め。 ただしゲームではなく物語としてみれば軍師の見せ場となっており、面白いものに仕上がっている。 むしろテンポの悪さが問題。このパート、操作が不親切な上に動作も重い。その割には結末どころか、途中の行動まで強制されているものが多い。プレイヤーの介在する意義が見当たらない上に、手間だけは無駄にかかる。 ラスボスが非常に弱い。ルカ・ブライトの異常とも言える強さを体感した後となっては、肩すかしを食らう。 これは単にルカが強過ぎる上に、シナリオ上でも強さを徹底的に描写されていたのも大きい。実際、ルカ以外のボスと比べれば、ラスボスに相応しいだけの難敵ではある。 音楽・サウンドについて 上記のように良曲が多いが、一部場面の雰囲気と不一致な曲もある。 たとえば、のどかな田舎の村なのにアップテンポでややけたたましい曲、和風の落ち着いた感じの街でややにぎやかなエキゾチックな曲、など。 前作同様にストーリーが進み仲間が増えてくると本拠地のBGMも明るく賑やかなものに変化するのだが、そのBGMが間抜けっぽいというか怪しげというか、お世辞にも格好良いとは言えない曲になる。初期状態のBGMが寂しげながらもとても美しい曲なだけに、変化することを残念に感じるプレイヤーも多かった。 街・村の音楽が個々違うのは前作を踏襲しているが、ダンジョンの音楽は、基本となる屋外のダンジョンと屋内のダンジョンの1曲ずつの2曲と例外の1曲で、計3曲。前作が個々のダンジョンで曲が違ったのを考えれば、純粋な劣化点といえる。 しかも、屋外のダンジョンの曲は小鳥のさえずりのような音が流れるだけで、実質的に曲ではなくSEである。雰囲気はあるので悪いわけではないが。 戦闘・戦争パートでのSEの音質のレベルの低さは、ほぼ前作そのまま。 前作ほどではないが、テキストが稚拙。 誤字・脱字は前作同様多い。 たとえば、最終戦争パートで、ある将軍が自身の部隊が消滅した後、「この城を、わたすけには・・・・」と言う。まあ、言いたいことはわかるが…。上記の2人のこととあいまって、せっかくの最終戦争での気分が台無しである。 漢字と平仮名の使い方のひどさも前作同様。 漢字と平仮名が中途半端に交じって読みづらく不格好な単語が、いくつも登場する。 ある人物のセリフで、「ヒクサク」と言うべき箇所で、「ササライ」と言ってしまっている。本作並びにのちの作品のネタバレになるので詳しくはいわないが、この2人の名前が入れ替わるだけで、状況や歴史が大きく変わってしまう。 さすがに、今回は変な後付け設定は加えられず、制作側で誤植と認められたようだが…。 キャラクターの口調や一人称のブレも相変わらず。 例として、紳士的で丁寧口調のカーンが、パーティー加入時に「よろしくな、ボウズ」という別人のような台詞を発したり、踊り子のカレンが一部のイベントや目安箱で突然姉御口調になったりと(*10)、あまりにも突然なキャラクターの変化に困惑させられることも少なくない。 後半は尻すぼまりな展開。 + ネタバレ注意 ルカ・ブライトという魅力的な悪役が登場しなくなったからという意見もあるが、それ以前にルカに代わって権力を掌握した人物が、それまでの目覚ましい活躍はどこへいったのか、せっかく支配下に置いた地域を棒に振るようなことをしてまったく信用できない人物を支配下に置くなど、頓珍漢な行動をとるようになる。そのため、主人公側があっさり敵側に勝てる場面が、みられるようになる。その後は、主人公側もかなり無茶や無理をするような展開もあるが。 しかも、案の定、上記の人物には裏切られ、そのことがハイランド側の滅亡のきっかけの一つとなる。 そもそも、ルカが死んだ理由にしても、彼が夜襲を仕掛けようとしていたのを主人公側に漏えいした内部者(上記の新権力者とそのブレーン)がいたからなのだが、策士としても優秀だったはずの彼が、そんな一大事に斥候もろくに送らなかったというのがご都合主義である。また、いずれはルカとその忠臣連中を失脚させるつもりでいたとしても、まだ完全にハイランド側が有利とはいえない状況で、強力な戦力である彼とその私設軍を死なせてしまうのは時期尚早というよりほかない。このあたりから、新権力者の頓珍漢行動とそれに伴う尻すぼまり展開が始まったようなものともいえる。 エンディングについて 前作同様マルチエンディング。108星全員を集めずにクリアした場合、2種類のエンディングがある。片方のエンディングは仲間たちの願いを聞き入れること、もう片方のエンディングは仲間たちの願いを断るかそれらを全部スルーした上で、ある場所に行くことが条件である。しかし、後者のエンディングの条件がわかりにくいところがある。作中の冒頭部分、前者でのあっさりしたエンディングと、その後表示される意味深な一枚絵と、ヒントはあるにはあるが。 前作に引き続き108星全員を集め、加えて特定条件をクリアすればトゥルーエンドになる。が…ジョウイのトゥルーエンドでの行動が無責任との批判もある。 + ネタバレ 『私は全てを知っていました。あなたが父と兄に何をしたか…。それでも私はあなたを愛しています、私はあなたの妻なのです。』 自分の嫁と娘(養女)に自分が生きていることを告げずに主人公と旅に出る。あそこまで愛してくれた嫁のことを放置。 内容が内容なだけに通常エンドを好むファンも少なくない。 念の為補足するが、27の真の紋章に認められていない状態では輝く盾の紋章と黒き刃の紋章を宿す者の寿命は極端に短くなる呪いに掛けられている。 呪いが解ける条件は輝く盾の紋章と黒き刃の紋章が一方を打ち負かす事で1つになって始まりの紋章となった時か両者の紋章に認められた時である。 前者はバッドエンド。後者はハッピーエンドになる。 この他にも逃亡エンドと呼ばれる展開があり、こちらは違う意味で人気が高い。 総評 システム、ボリュームがパワーアップしシリーズの基盤を固めただけでなくPSのRPGでも十指に入るであろうシナリオを有する名作。更に目立つ欠点も少ない。 幻想水滸伝シリーズの認知度を高め、ファンの中でもこの作品をシリーズ最高傑作とする意見がおおむね一致した見解であることからも、その良質さはうかがい知れるだろう。 余談 初期のROMには関所の門をこじ開けてマチルダ領へ行けるバグが存在した。重版の際に修正されている。 + ネタバレ マチルダ領とは、中盤以降に行けるようになるエリア(ストーリ進行によっては封鎖されるが) 序盤は関所が閉まって行けない…ようにみえて、扉を押して素通り出来る為問題なく行くことが出来る。 この時の主人公達は、通常プレイでレベル10前後。敵のレベルは中盤に訪れることを想定した設定がされている為全滅必至。…なのだが、ある村までいってサブイベントを始めると、レベル36のキャラを2人も同行させることが出来る。そしてその辺りの雑魚を倒していればあっという間に主人公達も同じレベルにすることが出来る。 もちろん、サブイベント攻略後は2人はそのまま仲間になる。 この方法を使うと中盤まで無双出来るようになる為、発覚した時は初心者救済策なのではないかと言われていた。 本作のゲーム中にはトゥルー、正史といった評価は登場しない。プレイした人それぞれの感覚を大事にしてほしいという意図からである。各人の扱い・見解は以下の通り。 コナミ側(外伝2 幻想水滸伝大辞典) ハッピーエンドを採用 村山吉隆(ディレクション シナリオ) バッドエンドが正史 各イベントシーンの要所にムービーが挿入され、キャラクターに掛け声がつくが、誰が声を当てたのかは不明である。 本作の体験版が『メタルギアソリッド』に同梱されていた。製品版と異なる部分もいくつか存在する。 ストーリーは峠のボスを倒したあたりまでだが、自由にパーティを組んで戦闘ができるモードも搭載されていた。 滝に飛び降りる前の戦闘を108回繰り返した後に飛び込むと、直後に流れる回想シーンがカラーになる。 2000年に同作の時期に合わせた裏話を取り上げる幻想水滸外伝が2作作られた。同作の主人公ナッシュは『III』において108星の1人となっている。 『Vol.1 ハルモニアの剣士』は主にストーリー進行の裏側のエピソードがメインシナリオに据えられている。 『Vol.2 クリスタルバレーの決闘』は後日談的なエピソードを軸にシナリオが進み、宿敵ザジとの決闘劇を描く。 いずれも女性キャラとの絡みが多いストーリーとなっており、過去を語られることもある。また通行人扱いとしてとくに意味も無く出てくるキャラも複数おり、可能な限り多くのキャラを出している。 『幻想水滸伝』シリーズのディレクター兼シナリオを担当していた村山吉隆氏は外伝後(正確には『III』製作中)に退社しており、雰囲気が変わったとして以後のシリーズの評価が低く見られる要因となっている。 現在でも根強い人気の高さを背景に近年になってドラマCDが出たのだが、明らかに旧来語られてきたことと大幅に異なる設定が多発。不満を持たれた。 2006年2月23日に前作とセットになったPSP版が発売された。 その後の展開 2022年9月に本作と前作がセットになったリマスター版『幻想水滸伝 I II HDリマスター 門の紋章戦争/デュナン統一戦争』が発表された。 対応機種はPS4/One/Switch/Winで、発売時期は未定。
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登録日:2014/06/28 Sat 23 04 43 更新日:2021/12/17 Fri 18 46 45NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 フッチ 地微星 幻想水滸伝 幻想水滸伝2 フッチとは、PS用ソフト「幻想水滸伝」「幻想水滸伝2」「幻想水滸伝3」およびその関連作品に登場するキャラクターである。 宿星 地微星 武器 ベルセルク→シグムント→シグルト(1.2時) 年齢 14歳 出身 竜洞騎士団領 ゴーヤ 軍役 歩兵隊 1のエピソード 初出は幻水1である。1の頃はなんと10歳。見習い竜騎士であり、序盤から出てくる。 竜騎士は戦力としては申し分なく、最初の方では竜騎士達は味方ではないのだが、話が進むにつれてプレイヤー側である解放軍は 竜騎士を味方につけようと言うことになり、行動をすることになるのだが、策略により竜がほぼ全て眠った状態になってしまう。 ほぼがついているのは二匹だけ竜は起きていたため。フッチのブラックと先輩のミリアの竜だけであった。 何をやっても起きない竜達を起こすために主人公達は薬の材料を集めることになる。 材料は名医、リュウカンから三つ提示される。うち二つは 月下草 黒竜らん 最後の一つについては言葉を濁してしまった。 主人公達が一つ目の材料、月下草を手に入れて帰還するとフッチはブラックと共に二つ目の材料黒竜らんを取りに行ったと 言う話を聞かされる。 黒竜らんがある場所は。 グレッグミンスターの空中庭園 であり、つまりは、敵方の本拠地に材料があるが竜を起こすためにフッチは行ってしまった。 皇帝バルバロッサに見つかってしまったが、事情を話したフッチは黒竜らんを持って行く許可を得る。 持って帰ろうとしたら宮廷魔術師ウィンディに見つかってしまい、ブラックが攻撃を加えられてしまう。 目が覚めたフッチは看病をされ、黒竜らんは無事に手に入ったこと、そして薬の三つ目の材料について聞かされる。 三つ目の材料とは、竜のきも。 フッチは察し、ミリアが説明する。 ――フッチを見つけたとき、ブラックはすでに息絶えていたと。 こうして騎竜ブラックを失う。作り出された薬によって竜達は目覚め、竜騎士達は解放軍に力を貸してくれることとなった。 竜を保持しない者は認められないと竜騎士の資格を剥奪されるため、フッチは竜騎士では なくなってしまった。竜騎士団長であるヨシュアは旧友であるハンフリーにフッチを託した。 そしてトラン解放戦争が終結し、ハンフリーとともに新たな竜を探す旅をしていた。 2のエピソード 1から3年後。 マチルダ騎士団領にある小さな村、街道の村に留まっていた所を主人公と出会う。 フッチはこの村で一人の友達を作っていた。名前はケント。友達思いの優しく純朴な少年だ。 主人公がフラリと村を訪れてハンフリーと出会った翌日、フッチはケントに自分の身の上話をしていた。もともと竜騎士だということ、相棒の竜を失ったということ、竜騎士を辞めさせられたということ。 さらに翌日、事件が起きる。村からほど近い洛帝山に竜の鳴き声がするという噂を聞きつけたケントが、その山に行ったきり帰ってこないというのだ。 その事を知ったフッチはハンフリーと主人公一行と共に洛帝山へ捜索に行く。 一行は山頂付近で倒れているケントを発見。しかしその時、巨大なハーピーが襲い来る。ハーピーを倒しケントとも再会できた一行は帰ろうとするが、 ケントは竜の鳴き声を聞いたと言い、一行を引き止める。仕方なくケントに従って先へ進むとそこには卵があった。 これでフッチはまた騎士になれるんだよねと喜ぶケントだが、当のフッチは浮かない顔。ブラック以外の竜は要らないと言う。 ならばと卵を砕こうとするハンフリー。曰く「竜の子は弱く、死ぬかモンスターとなり人に災いをもたらすか。」しかしその時卵にヒビが入り、一匹の白い竜が生まれる。 竜は竜洞騎士団の洞窟でのみ生まれるもので、こんな竜は見たことがないと驚くフッチ。しかし、フッチはブラックへの想いから新しい竜を受け入れられないでいる。ハンフリーはこうも言う。 「ブラックへの想いは尊いものだが、そのために自分の未来を閉ざすべきではない」と。 その言葉に心動かされたフッチは、新たな竜を受け入れ、育てる事を決める。そして白い竜に名前を付けた…… 「今日から、きみは ブライトだよ……」 【輝く】という意味で見つけた白い竜にブライトとつけたのだろう。 ちなみにこのエピソード、順調にやっていけばゲームの中盤にはフリーイベントとしてクリアーすることになるのだが、 序盤でちょっと時間が空いたときにもこなせる。 上手く道を伝っていって、関所があるが関所前で丸ボタンを押して関所の扉を押していけば関所が開くのだ。 これが何を意味するかというと序盤でちょっと装備を調えてフッチとハンフリーたちと全滅をいくつか繰り返しつつ、鍛えればレベル30は軽く超えられる。 ハーピーだって頑張れば倒せる。 余裕を持ってタイムイベントであるクライブイベントとかしたい場合、おすすめ。 協力攻撃 お世話になったハンフリーさんと二人で…と思いきや 美少年攻撃 ルック、サスケと三人で攻撃。敵全体に1倍のダメージ。フッチとサスケが敵に接近して攻撃している所へルックが二人もろとも紋章で攻撃。 フッチとサスケは20%ぶんのダメージを受け、三人とも険悪(協力攻撃使用不可状態の事)になる。 なお、美青年攻撃とか美女攻撃とかもある。 性能 (コナミパーフェクトシリーズ 攻略本より) 力E 魔F 直守F 魔守F 技D 速C 運C HP E 性能は微妙? と想われるかも知れないが、 幻想水滸伝は基本的に主人公が万能でハードコア強いので、パーティー編成に定石が無いのが特徴である。 この属性や魔法でしか倒せないみたいな敵はほとんどおらず、オートモードで殴っているだけでだいたい何とかなる。 主人公と、場合によってイベントによる固定メンバーが必須なだけで、それ以外は自由である。 その為、仲間にしたけど一度も使ったことないキャラがチラホラ居るという事が多々あるようで、 プレイヤーは自分が愛着を持ったキャラで編成し、固定する事が多いようだ。 なので、気に入った人は使い続ける。 武器 槍系 武器レベル16(最大レベル)で140 1と2では槍系であるが、3だとハンフリーさんから大剣を受け継いでそれを使用している。 何があったんだハンフリーさんにとあったかもしれないが、語られてなかった。 1ではじゃんけん形式の戦争で竜騎士団として参加。 2では仲間になるけど戦争には出ない。 注釈 竜について 幻想水滸伝の世界で竜とは、異世界の生物で本来は有り得ない生物。紋章の力によって生まれる(召還?)ものであり、 二十七の真の紋章である竜の紋章がその役目を請け負っている。団長はその紋章を次いだ者。 今回手にしたブライトは現時点では「竜っぽく見えるけどまだ確証はない」とのこと。(コナミ 108星キャラクターガイドより) それを調べるためにもグラスランドを目指したそうな。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] なんで2限定なんだよ。1〜3(外伝含む)通して初期作品出まくりなんだから、2縛りにしなくてもいいじゃん。1の時は一人称俺の生意気なガキだったのが、3年で一人称僕の落ち着きのある性格になったとか、3では敵対したルックに対して複雑な心境の台詞があったりとか、書くこといくらでもあるだろ -- 名無しさん (2014-06-29 03 25 11) 2のEDで『竜を求めてクリスタルバレーへと旅立っていった』みたいな後日談 がでた気がするんだが何でブライト居るのに竜探しに行くのか解らんかった -- 名無しさん (2014-06-29 09 51 29) 文句言うだけじゃなく自分で面白くなるよう修正したら良いんじゃない? -- 名無しさん (2014-06-29 12 11 53) 直守は盾装備可能だからそれほど低くもないよ。(3ではマサムネのせいで盾装備出来なくなるけど。) -- 名無しさん (2014-06-29 19 27 45) いつの間にかものすごい修正されてる。もはや別物というくらい良項目。最初の方のコメント削除してもいいんじゃないか? -- 名無しさん (2014-06-30 00 21 13) フッチは1では戦争に参加するよ -- 名無しさん (2014-06-30 01 07 10) 3で30近い姿で登場してハンフリーの剣を武器にしてたな。 -- 名無しさん (2016-03-28 21 52 52) み、みづらい・・・ -- (2017-02-16 23 08 45) 幻水Ⅲの漫画での戦い方がくっそかっこよかった。ゲームだとあんま使わなかったけどw -- 名無しさん (2017-02-17 00 10 49) 3でラスボスになったルックに対して複雑な胸中を見せてたっけ。 -- 名無しさん (2021-12-17 18 46 45) 名前 コメント